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「牧羊犬の血が騒ぐ時が好き」。大鶴義丹さんとスコット=都内の自宅で
「牧羊犬の血が騒ぐ時が好き」。大鶴義丹さんとスコット=都内の自宅で
プロフィール おおつる・ぎたん 1968年生まれ、俳優、作家、映画監督。企画・原案・主演のDVD「峠最速バトル」「湾岸最速バトル」が販売・レンタル中。文芸誌「en-taxi」で小説を連載中。

大鶴義丹さんとスコット ボーダーコリー(オス 4歳)

鬼ごっこ大好き
牧羊犬だからね

 父の唐十郎さんが主宰し、母の李麗仙さんが看板女優だった劇団をわが家のようにして育った大鶴義丹さん。さまざまな人間や動物と一緒に暮らす環境だった。

 「子どもの時から動物は大好き。犬は劇団で飼っていたようなもので、セントバーナードをはじめ大きな犬がいつも身近にいました。そのせいか小さな犬は苦手かな。以前はゴールデンレトリバーを飼っていたけど、その犬が死んで。しばらく飼っていなかった時に、母が『白黒でかわいい犬がいた』と衝動的に買ってきたんです。ボーダーコリーがどんな犬かも知らずに」

 それが今、4歳半になるスコット。無駄なことはせず、大鶴さんと李さん以外は散歩に行かない、子どもとは遊ばないなど少々無愛想。しかし、「へんなところが人間らしくて、犬っぽくないのがいい」と大鶴さん。ボーダーコリーは牧羊犬として有名な犬種だが、都会で飼うには、その性質のせいで少々大変なところもあるという。

 「ハイパーアクティブといって、音に過敏に反応するところがある。なぜか郵便配達のバイクのエンジン音に反応して、道路へ急に飛び出してしまうようなことがあるんです」

 そのあたりは気を使うところだが、時として現れるスコットの行動には、やはり牧羊犬の血を感じるという。

 「鬼ごっこをするのが大好き。自分が追いかける役なのか、逃げる役なのか、ちゃんと認識しているんです。僕が逃げる側になると、スコットは羊を追い詰めるように僕のまわりをぐるぐる回って間合いを詰める。ボーダーコリーはこうやって牧場で働くんだなってわかる。そんな本能が出てくるところもこの犬の面白さなんです」

 朝の散歩は李さんの役目で、週に何回かきちんと運動させるのが大鶴さんの役目。スコットを走らせることができる公園まで遠出することも。

 「散歩ぐらいでは運動にならないので、しっかり走らせる。母はどうしても甘やかしがちなんですが、人を見て相応の遊び方をしているのもかわいいですね」

 大鶴さんは映画製作やテレビ出演、小説執筆など幅広い分野で多忙の日々。その合間を縫ってオートバイやスキューバダイビングなどの趣味も楽しんでいる。特に走りを直接感じることができるオートバイは、どこか犬と共通するところがあるという。

 「オートバイもどこか生きもの的。単なる乗り物ではなく、小さな竜を相手にしている感じ。スコットも一筋縄ではいかないところが魅力なんでしょうね」(文・民井雅弘、写真・中西祥子)