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散歩が大好き。桐島ノエルさんとフリーダ=都内で
散歩が大好き。桐島ノエルさんとフリーダ=都内で
プロフィール

きりしま・のえる 神奈川県出身。エッセイスト、ノンフィクション作家。主な著書に「聡明な女は身体を磨く」「こんなに夜があたたかいなんて」など。ブログは名前で検索。

桐島ノエルさんとフリーダ ブリュッセルグリフォン(メス 2歳)

自然に溶け込み
生活にハリ、喜び

 エッセイストの桐島ノエルさんは幼いころから海外で育ち、1997年から10年間ほどカナダに住んでいた。日本に戻ってから迎えた犬がフリーダである。2年前のことだった。

 「カナダの友人には犬を飼っている人が多かったんです。その影響か、娘も大の犬好きになり、クリスマスになるたびに、何がほしい?と子どもに聞くと、いつも答えは犬。それが毎年のことで、とうとう根負けして…」

 ちょうどそのころ、「恋愛小説家」という映画を子どもと一緒に見た。この映画に「バーデル」という名のキュートな犬が出ていて、印象に残った。

 「初めて見た時、なんてかわいいんだろうと思って調べてみたら、ブリュッセルグリフォンという犬種でした」

 すぐにインターネットで検索した。当時はこの犬種のブリーダーも少なかった。やっと京都のブリーダーを探し当て、ネット上の写真で10月生まれの子から選んだ。わくわくしながらクリスマスに合わせて生後2カ月の子犬を京都まで迎えに行った。

 最初は戸惑いもあったが、その日以来、フリーダのかわいさに魅了されている。

 「名前は、赤ちゃんのころ、まゆのあたりに1本の太い線があり、それがメキシコ人の画家フリーダ・カーロに似ていたから」と笑う。

 ノエルさんは、毎夏、できるだけカナダで長期にわたる休暇を過ごしている。1昨年はフリーダをカナダに連れて行った。

 「1歳になる前でしたし、1カ月半の休暇中、別れるのは寂しいと思って、思い切って連れて行きました」

 とはいえ、予想以上に大変だった。日本とカナダの出入国の際、提出する獣医師の診断書や検疫などに関係する書類が多く、航空運賃も高くついた。フリーダも9時間のフライトにくわえ、その前後あわせて13時間くらい飼い主に会うことができず、ストレスも多かったようだという。

 「でも、現地では自然の中で思い切り楽しむことができました。カナダのよいところは、森の中で犬が遊べる散歩コースやリードなしで遊べる海岸があること。大自然の中で、フリーダ中心の生活でした」

 昨年はカナダ滞在の都合でフリーダは日本で留守番だった。フリーダがいないので、自分たちも散歩しなくなったという。「犬と一緒にいると自然とのつながりを感じて、生活にハリと喜びが生まれると思いました」と話す。

 ノエルさんはアロマセラピストでもあり、取材の時も、フリーダからはラベンダーのよい香りが漂っていた。

 (文・宮西ナオ子、写真・梅津忠之)