ペット大好き!情報
らん、これからも仲良くな、井上さんとらん
らん、これからも仲良くな、井上さんとらん
プロフィール

いのうえ・けいいち 東日本高速道路社長。1944年東京生まれ。東大大学院修了。橋梁(きょうりょう)の専門家として名古屋市の名港西大橋の建設などにかかわる。

井上啓一さんとらん ジャック・ラッセル・テリア(メス 5歳)

猟犬の血なのか
虫捕りが大好き

 NEXCO東日本(東日本高速道路)社長の井上啓一さんと愛犬らん。忙しい仕事の合間をぬって取材に応じてくれた。らんはジャック・ラッセル・テリアという狩猟犬。体は小さいものの、活発に動き回り、穴に逃げ込んだキツネなどを追い出すのが得意とされている。

 家族が犬を欲しがり、知り合いのブリーダーに相談して、生まれて数カ月のらんを迎え入れた。らんの散歩は平日は家族が引き受け、休日は井上さんの仕事だ。

 名前の由来はRUN(ラン)(英語の走るの意)から。

 取材の時に、何かのはずみでリードが首輪から外れた。すると、らんは矢のように駆けだした。速いこと、速いこと。信号機のある交差点を抜けて、さらにもう一つ先の交差点を右折したところで、ご主人さまらを待っていた。

 「走るのが速いので、らんなんです。時々、公園やドッグランに連れていきますが、らんより速い犬はほとんど見たことがありません。体は小さいのに、走るのが速いのでみんながびっくりします」

 愛犬の性格を聞くと、「明るく、いつも活発に動き回り、マイペース。時にはいたずらが過ぎることもあるんです」という答え。

 井上さんによると、家の中では食卓に上がるのが大好き。シャンプーも大好き。きれいにしてもらうと、興奮して家の中を跳ね回る。

 毎朝起きると、家族に鍵を開けてもらい、とりあえず庭に出る。家は緑豊かな住宅街にある。だいたいはすぐに家の中に戻るが、猟犬の血が騒ぐのか、動いている虫などに飛びかかる癖がある。猟をしているつもりなのかも。

 「セミやトカゲ、カナブンなどよく捕りますよ。庭に時折姿を見せるヒキガエルにちょっかいを出して、ヒキガエルの毒液にやられ、病院通いになったこともあったなあ」と井上さん。

 夜は夜で、ケージに入れると、「出せ」と騒ぎだし、出すと、いつの間にか井上さんのベッドでおとなしく。ほかにも夜中でも吠(ほ)えて、自分の主張を通したことが何度かあるという。

 でも、井上さんが「待て」と指示すると、やはり猟犬、ご主人さまの次の指示を待つ。時には何かを訴えるような目つきで、ご主人さまの顔を見ながらじっと待つ。そういう時はとてもかわいく感じられるという。

 「仕事で帰りが夜遅くなることもあります。でも、らんは起きて待っていてくれて。私の足音が分かるのか、玄関で迎えてくれることもあり、癒やされますね」

 (文・草間俊介、写真・佐藤哲紀)