あいざわ・まき 1980年生まれ。新潟県出身。バラエティー番組やCM、舞台のほか、「節約美容家」としても活躍中。本文中の映画情報はHP(映画名で検索)で。
全身で愛情表現
すっかり犬派に
「ライム」は漢字で書くと「来夢」。相沢まきさんが初めての愛犬につけたすてきな名だ。「でも、友達にスナックの名前みたいとからかわれたので、今はカタカナ書きにしています」と笑う。
以前は猫派で、実家ではよく猫を拾ってきて飼っていた。「猫のそっけないところが好きだったんです。でも一人暮らしが長くなったせいか、愛情をたくさん示してくれる犬のほうが好きになってしまいました」
ライムを飼うきっかけは、友人のチワワを一週間ほど預かったこと。一緒に過ごしている間に、とても仲良しになったのだが、友人が迎えにくると、相沢さんのことなど忘れたかのように大喜び、さっさと帰っていってしまった。
「寂しくて号泣しました。私のことを一番に思ってくれる犬がほしくなり、友人からブリーダーさんを紹介してもらいました」
そうして迎えたのがライム。相沢さんの期待通り、飼い主への思いは強い。相沢さんが帰宅すると、喜んでおもらししてしまうほど。
「これを直すために、帰宅したとき、ライム、寂しかった?なんて大げさにせず、さりげなく家に入り、抱っこもしない。それで興奮しなくなりました」
しかし、一週間ほどライムをペットホテルに預けたら、今度は逆に無視された。
「迎えに行って呼んでも、さっぱり来ない。帰りの車でひざにのせても、すぐキャリーケースに潜りこんでしまう。家に帰ると、私の枕に排せつ。完全に嫌がらせですよね」
なかなか一筋縄ではいかないようだ。だが、散歩となると、ライムは喜々として出かける。犬同士で遊ぶのが大好きなのだ。
「ドッグランでは大型犬と並んで走るんです。転んでもすぐ立ち上がって、また走る。小さいのに、犬らしいなあと感心します」
こんな犬好きの相沢さんが、近く公開の映画「いぬばか」(ヨリコジュン監督)に出演。病気のチワワを飼う役を演じた。
共演したチワワは、普通のペットとして飼われている犬で、撮影が終わると、飼い主やきょうだい犬のところへとんでいって甘えたという。
「犬はやっぱり飼い主が一番なんですよね。この映画に出て、ライムのことがいっそういとおしくなりました。もっといい飼い主になるからね、もっと散歩に行って遊ぼうね、って誓いました」
愛犬に話しかけながら、目の周りをこまめにふいてやる相沢さん。ライムはペロペロ攻撃で愛情を返した。
(文・宮晶子、写真・嶋邦夫)





