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山本さんが何もいわなくても、お行儀よくふるまうレオン
山本さんが何もいわなくても、お行儀よくふるまうレオン

プロフィール

 やまもと・みらい 女優。1974年生まれ。東京都出身。父はファッションデザイナーの山本寛斎さん。92年に映画デビュー。今年は盲導犬のチャリティーグッズでデザイナーデビューも。

山本未来さんとレオン、ジャック ともにラブラドルレトリバー(オス10歳)

“家族”は私の元気
手術選び がん克服

 山本未来さんの愛犬レオンは、盲導犬に多い犬種ラブラドルレトリバー。レオンも盲導犬のように落ち着いていて、山本さんの足元に常にきちんとふせている。

 「うちにはもう一匹ジャックというラブラドルがいますが、レオンは人間に合わせるタイプなので、盲導犬の才能があったかも。ジャックはマイペースです」と山本さん。

 レオンとジャックがきたのは10年ほど前。三重県に住むご主人(俳優の椎名桔平さん)の両親にプレゼントしようと犬を一匹探していたのだが、ご主人が二匹を気に入り、家に連れてきた。

 「私は実家のシェルティ犬を亡くしたばかりで、飼う気はまったくなかったんです。せめてどちらかを両親の家にと思いましたが、二匹は仲良しで離すのがかわいそう。結局、普段は私が二匹の世話をして、定期的に両親の家に連れていくことになりました」。どうやら、椎名さんにまんまとしてやられたようだ。

 レオンはフランス映画から、ジャックもフランス人ダイバーのジャック・マイヨールからもらったという。

 「前の犬は14歳まで長生きしましたが、もっと一緒にいてやればよかったとか、後悔も残りました。その分、この二匹を幸せにしてやりたいと思ったんです」

 犬たちに愛情をそそぎこんだ。映画になった盲導犬「クイール」の訓練士、多和田悟さんとも知り合い、知識を深めていった。

 昨年、いつものように、訓練士から教わった犬の体チェックをしていると、ジャックの体に、はれた部分を発見した。がんだった。

 「初めて“家族”のがんに直面し、自分の元気は家族の元気だということに気づきました。獣医師には最初、余命半年といわれましたが、リスクはあるものの手術で完治する可能性もあると聞き、真っ向から闘おう!と」

 ジャックは2度の手術を乗り切り、健康を取り戻した。

 今、山本さんは仕事の合間をぬって、日本盲導犬協会で、デモンストレーターというボランティアをしている。イベントなどで盲導犬の仕事を紹介する役目だ。掲載の写真は山本さん提供のお気に入りの一枚、同協会ボランティアの八幡宏さんが撮影したという。

 「自分がデモンストレーターとして犬のしつけを身につけ、それを人に伝えていければ、少しでも捨てられる犬が減るかもしれないから」

 さらにこの夏は、同協会のチャリティーグッズのTシャツデザインも手掛けた。犬への愛情が新たなエネルギーを生み、山本さんの活躍の場を広げている。山本さんデザインのグッズの問い合わせは、盲導犬支援センター=(電)03(5452)1323=へ。

  (宮晶子)