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「ジャンプが得意で、夫と顔がぶつかるくらいまでジャンプします」と倉橋さん
「ジャンプが得意で、夫と顔がぶつかるくらいまでジャンプします」と倉橋さん
プロフィール

くらはし・じゅんこ メタルビーズ作家。大阪府出身。帝塚山学院大卒。義母(夫の母)の倉橋佳子さんからメタルビーズを学ぶ。東京、大阪、名古屋などで教室を開いている。

倉橋潤子さんとリヨン ワイヤーフォックステリア(メス2歳)

自宅とアトリエ
動静を使い分け

 東京都心のマンションにある倉橋潤子さんのメタルビーズのアトリエ。犬のリヨンが、しっぽを振りながら、スタッフや生徒にあいさつして回る。その首には、潤子さんのネックレスとおそろいのメタルビーズの首輪がさりげなく光っている。

 「首輪は1つ作るのに2週間くらいかかります。でも、リヨンのものを作るのが楽しくて、もう何本も作ってしまいました」と潤子さん。

 義母で師である倉橋佳子さんともども、そのメタルビーズ作品は、有名人にもファンが多い。緻密(ちみつ)な手仕事をする倉橋家はもともと犬とは無縁だった。

 そこに2年前、潤子さんがリヨンを迎え入れた。

 「関西の実家にはずっと犬がいましたから、結婚して東京に来てからも犬と暮らしたいと思っていました」

 現在のペット可のマンションに引っ越すことになったのを機に、犬を飼おうと計画。近所で見かけたワイヤーフォックステリアを気に入り、飼い主にブリーダーを紹介してもらった。

 「夫はまさか本当に犬を飼うとは思っていなかったようですね。子犬のリヨンを見ておしぼりみたいと。1カ月ほどはリヨンに触れなかったんです」

 やがて潤子さんが出張中、狂犬病の予防接種にご主人がリヨンを連れていくことに。リヨンが注射される姿を見て、守ってやらなければという親心が芽生えたようだ。今ではご主人がリヨンの一番の遊び相手になっている。

 「この犬種は大変でしょう?とよく聞かれますが、それほどでもなかったですね。家具とか作品など大事なものは犬も分かるんでしょうね、決していたずらしないので、義母も安心したようです」

 リヨンはアトリエではよくわきまえているが、同じマンション内にある自宅に戻ると、とたんに解放されたように大はしゃぎ。廊下も居間も、リヨンが走りやすいようにカーペットを敷きつめてある。

 「毎晩寝るまで走り回るんですよ」

 リヨンの名は、もちろんフランスの都市から。旅行好きな夫妻の大好きな街だそうだが、犬のリヨンが来てからは、皮肉なことになかなか旅行ができなくなった。

 「犬中心の生活になってしまいました。でもリヨンのためなら、それもしょうがないですね」と笑う。

 今は愛犬とすごす時間が夫妻には一番大切のよう。リヨンの姿をモチーフにしたメタルビーズの作品も、年々増えていきそうだ。

 (文・宮晶子、写真・佐藤哲紀)