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岡田眞善さんと2匹の猫
ピロ(奥)は岡田さんにぴったり、ラビ(手前)はひざから下りて遊びたがり。「2匹の性格は対照的ですね」と岡田さん=東京都町田市で
プロフィール

おかだ・しんぜん 1973年生まれ。東京都出身。父は俳優の故岡田眞澄。ラジオ番組や、ミュージカルを中心に活動中。猫との日々をつづるブログも好評。

岡田眞善さんと2匹の猫 ラビ(オス8歳) ピロ(メス3歳)

留守番キライ
なるべく一緒

 東京都町田市の緑豊かな街に暮らす岡田さん。家の前の公園に、猫のラビとピロを連れてきてくれた。

 あちこち動き回るラビに比べ、ピロは岡田さんにつかまって動かない。「ラビは外が大好きですが、ピロは箱入り猫なんですよ」と岡田さん。

 ラビは東京都の保護センターから、ピロも保護施設に連れていかれる寸前、引き取ったという。「うちは母も弟も僕も、普通の日本猫が好きなんですからね。感情豊かで楽しいから」

 ラビを引き取ったのは7年前。前の猫が死に、ペット斎場に行ったとき、猫の飼い主募集のチラシを見つけた。

 「それは都のセンターに収容された猫の飼い主募集でした。会いにいくと、子猫に交じって一匹だけ大きい猫がいて、それがラビ。子猫たちの面倒をよくみていました。前の飼い主が夜逃げしてしまい、保護されたそうです」

 ラビをもらうには、センターで講義を受けなくてはいけなかった。

 「もう7匹くらい猫を飼ってきたので、今さらと思ったんですが、実際に講義を受けると、すごくためになりました。猫のしっぽの形のルーツとか、効果的なしつけとか」

 ラビは明るく社交的で、すぐ家族になじんだ。唯一の問題は、家族が外出するのを嫌がることだという。

 「置き去りにされたトラウマ(心的外傷)でしょうか。僕の車に乗りたがるので、近所に買い物に行くときはなるべく一緒に連れていきます」

 数年後、岡田さんに再び、運命的な出会いが。

 山梨県道志村の村営温泉にテレビの仕事で行った時、岡田さんに近寄ってきた子猫がいた。それがピロ。ひと目で気に入った。

 二週間後に再び温泉に行くと、温泉の人が「ここでは飼えないので、来週、保健所に連れていかないと」。

 すぐ連れ帰った。以来、ピロは岡田さんにべったりに。

 「母や弟にはまったく関心を示さず、常に僕のひざの上。寝ている時はおなかの上。ラビが僕に近づくと怒るんです」と、しっと深い妻のよう。岡田さんの帰宅が遅くなると、布団の上に、しっかり抗議のウンチをする。

 「猫カフェなどで他の猫と遊んでいると、ピロに対して、うしろめたい気持ちになっちゃって…。こうなったらピロと“添い遂げる”しかないか」

 秋には、舞台「サウンド・オブ・ミュージック」で、神戸市など西日本を回る岡田さん。留守番のピロが機嫌をそこねないよう、今から説得を試みているという。

 (文・宮晶子、写真・高嶋ちぐさ)