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伊達晃二さんとミヨたち
気ままなミヨ(左奥)は、伊達さんが呼んでもなかなか来ない。「猫らしい性格ですから」と伊達さん=東京都杉並区で
プロフィール

だて・こうじ 1987年生まれ。東京都出身。ジュニアテニス界で活躍。その後、芸能界入り、ミュージカル「テニスの王子様」に出演。昨年秋「逆光」でCDデビュー。

伊達晃二さんとミヨたち 猫(メス約1歳)

いない生活は
考えられない

 よく手入れされたギターが並ぶ伊達晃二さんの居間。その楽器の前を、犬と猫が遊び回っていた。

 先輩格はシーズー犬の「ハッピー」。気ままな猫たちと違い、呼ぶとすぐ来るお利口さんだ。猫の「シー」は、兄が拾ったそうだが、恥ずかしがり屋。一番すばしっこいのが、伊達さんの愛猫「ミヨ」だ。

 「僕はずっと犬派だったのに、ミヨがきてから変わりました。猫がいない生活はもう考えられない。ノー・キャット、ノー・ライフですね」

 ミヨは伊達さんが初めて拾った猫。昨年の夏、近くの楽器店の前で、ぐったりしているのを見つけ、動物病院につれていった。すると獣医師は、「この猫は失明するでしょう。それでも飼えますか?」。難題を突きつけられた。

 「目の見えない猫を治療して生かすのは、人間の勝手なのかもしれない。でも、それでもいい。助かる命なら飼ってやろうと決めました」

 1週間後、子猫は退院。治療費に7万円を出し、34円おつりがきたので、名前を三四(ミヨ)とした。

 だが今度は、伊達さんが40度の高熱を出した。病院へ駆け込むと、「ひどい猫アレルギーですね」。

 「ちょうどレコーディングの時で、点滴しながらスタジオに通いました。でも、不思議なことに、だんだんアレルギーの薬を飲まなくても平気になってきた。ミヨに対する免疫ができたようです。よその猫だとまだダメですが」

 目の見えない子猫のミヨを、一家で世話をした。犬のハッピーまでもが、ミヨがソファから落ちそうになると飛んでいって助けた。ミヨの目は成長とともに見えるようになり、獣医師を驚かせた。今では、おもちゃを見つけると、すぐひとり遊びを始める。

 「こびは売らないし、自分のペースをじゃまされたくない。そのへん僕とそっくりですね。でも時々僕の近くにきて、ごろごろ甘えた声を出すのがたまらないんです」

 フォークシンガーとして、時代を歌うことに取り組む伊達さん。ミヨを助けた経験から、動物保護にも関心を持ち、今年1月、大阪府の保護施設「アニマルレフュージ関西(アーク)」を訪ねた。

 「前は動物保護というと、なんとなく暗いイメージでした。でもアークに行き、犬たちが元気に走り回っている姿を見て、全く考えが変わりました。人に捨てられたのに、みんな、とても美しい明るい目をしているんです。動物たちのために何かをしたい」

 いま伊達さんはアークのために曲作りを始めている。(文・宮晶子、写真・沢田将人)