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遠藤光男さんとケン太、キキ
「猫のキキは目が見えませんが、いつも犬のケン太と遊んでいます」と遠藤さん。下を向いたケン太は照れ屋?=千葉市で
プロフィール

えんどう・みつお 1942年東京都生まれ。24歳でボディービルの全日本選手権優勝。都内にエンドウズジムを設立、格闘技選手を中心に指導。日本アームレスリング連盟の設立にもかかわった。

遠藤光男さんとケン太、キキ 犬(オス8歳)猫(メス4歳)

一緒に遊んで
元気になって

 遠藤光男さんの犬猫たちは、それぞれに事情を持っている。

 ケン太はラブラドールとコリーのミックスで、40キロもある大型犬。娘さんが飼い始めたのだが、忙しくて十分に世話できず、「うちに来たほうが犬も幸せだろう」と、遠藤さんが連れてきた。

 だがケン太には、脱走という飼い主泣かせの趣味?がある。

 「庭で遊ばせていると、塀を跳び越えて出ていってしまう。塀を高くしても脱走する。どうやって出ていくんだろうと思っていたら、ある日、現場を目撃してびっくり。木の枝に交互に足をかけて、塀の高さまで登っていくんです」

 飼い主に似たのか、犬離れした身体能力を持つようだ。幸い、家の周りは畑が多いのどかな環境で、脱走しても行く所は決まっているとか。

 「コンビニかカラオケセンターか、警察で保護されているか。クリスマスの晩に脱走した時は、飾り付けのきれいな家にちゃっかりと上がりこんでいました。ごちそうのにおいにつられたんでしょうね」

 マイペースなケン太だが、猫には優しい。弱っていたキキを庭の隅で発見したのも、ケン太だった。

 「この辺は外猫も多いので、よく拾うんです。獣医師さんに連れていくと、猫エイズのキャリアーで1年も持たないだろうと。両目も見えないので、せめて短くても幸せに生きられるように、喜喜(きき)と名づけたんです」

 キキはケン太と遊んで育ったおかげか、元気に成長。感覚も鋭く、虫も捕まえるほどで、目のハンディは全く感じさせない。

 2歳になるフクも元は捨て猫で、横隔膜や肝臓など内臓のあちこちが弱っていたが、やはり驚くべき生命力で生き延び、飼い主を驚かせた。

 最近、トラという猫も一家に加わった。体は丈夫だが、性格にやや難ありとか。

 「メスなのに乱暴で、先輩猫たちにかかっていくんです。それがこの前、家の前で近所のボス猫に完全にやられてるじゃないですか。親心にがっくりきたね。コラッと怒ったら、2匹ともピューッと逃げていきました」

 こんな猫たちも、遠藤さんが深夜にジムから帰宅すると、そろって家の前で出迎え、主人の晩酌を囲む。

 「猫3匹がテーブルの上に並んで座るので、交互につまみをやるんです。人間の食事管理は僕の得意だけど、猫の食事管理は難しいね。かれらに食べ物をやるのは、喜びそのものだから」

 屈強なボディービルダーも猫には甘かった。

 (宮晶子)