ペット大好き!情報
門倉有希さんとクララたち
「アメリカンショートヘアは遊び好きで楽しい猫です」とクララを抱く門倉有希さん=東京都渋谷区で
プロフィール

かどくら・ゆき 福島県出身。1994年、「鴎…カモメ」でデビュー。98年発売の「ノラ」は80万枚を超えロングヒットに。先月、デビュー15周年記念シングル「カトレア」を発売。

門倉有希さんとクララたち アメリカンショートヘア クララ(5歳・メス)ほか3匹

いつも隣にいて歌、
聴いてくれた

 5年前、門倉有希さんは所属事務所の社長に言われた。「新曲が売れたら、大好きな猫を飼っていいよ」。この一言が門倉さんを奮起させ、新曲は見事にヒットし、クララを飼うこととなった。

 「それまで、猫を飼ってはいけないと、キツく言われてたんです。仕事で長く地方に行くことが多いので猫の世話は無理、歌がおろそかになると。絶対、売る! と思って歌っていました」と笑う。

 デビューして10年、やっと事務所公認で猫の飼い主になった。

 しかし、それまで素直に事務所の命令に従っていたわけではなかった。こっそりと猫を飼っていた。

 その時は、ペットショップで買ったアトムと、捨て猫だったウランの2匹がいた。その前にも、リボンという猫を飼っていたという。

 「仕事が忙しい時は実家に預けたりして飼っていたんです。ばれるんじゃないかとドキドキでしたね」

 そのドキドキは現実となり、マネジャーに気づかれてしまった。

 「(マネジャーとは)一緒に行動していたので、隠すのは難しかったです。でも、仕事をしっかりやるならと。そのおかげで、(アトム、ウランに)クララの後に買ったレオも含めて、4匹の猫と暮らしてます」

 福島の実家は猫が8匹もいたことがあるほど大の猫好き一家だ。そんな環境で育った門倉さんは、猫のことを十分知っていると思っていた。

 ところが、内緒で飼っていたリボンが3歳で死んでしまった。

 「入院させましたが、10日後に死にました。その時、初めてがんだと知らされたんです。元気になって帰ってくると思っていたのに。実家の猫たちは老衰、白内障、ご飯が食べられなくなってという順番で最期を迎えていて。若いのに突然、病気で死ぬ子はいなかったんです」

 その後、猫の健康や知識を深めたいと通信教育でペットのケアについて勉強した。

 「食欲がない時は、どこかに異常があるんです。熱があったり、調子が悪かったり。体温も測るようにしています。目の中が赤くないかとか、耳の掃除をする時も、中をチェックして。半年に1回、健康診断も欠かしません」

 「猫がすべて?」と聞くと「はい」と即答。

 「歌手なら歌がすべてと答えなきゃいけないんでしょうが。子どもの時から猫が隣で歌を聴いてくれていた。いなくなるのは考えられないですね」

(文・星川きよみ、写真・川北真三)