ペット大好き!情報
広沢タダシさんとハル
チワワのハルちゃんがかわいくてたまらないと話すミュージシャンの広沢タダシさん=東京都東村山市で
プロフィール

ひろさわ・ただし 1977年、大阪府生まれ。ミュージシャンとしてライブを中心に活動。6月17日に名古屋・TOKUZO、28、29日に、東京・ラフォーレミュージアム原宿でライブ。

広沢タダシさんとハル チワワ(メス 4歳)

作曲中もピタリ
甘えられ親ばか

 「犬が来たとき、わが家に春が来たという感じでした。だから名前はハル」という広沢さん。

 暖かい日差しのもとで元気に散歩するハルは、まさに春のイメージだ。

 「犬がほしいなあとずっと思っていました。そのうち、自分でちゃんと世話する自信もついてきたので、飼ってみようかなと。本当はバーニーズマウンテンドッグという犬が好きなんですが、初めて飼うのに大型犬は無理だろうと。そこで顔の感じが似ているチワワにしました」

 何件も店を回った。友人から紹介された東京・渋谷のペットショップに行ったとき、同じ顔をした4匹きょうだいが箱に入っていた。その中で1匹だけ、広沢さんのほうに近寄ってきた子犬がいた。「これや!と」

 ペット可のマンションを探して、都心から郊外へ引っ越した。ハルは体が丈夫で物覚えもよかった。

 「最初は厳しくいこうと、細かいこともきちっとしかっていました。でもそのうち、ほえたり、すねたり、かんだりするには理由があるんだと分かってきました。それは何かのメッセージを発しているんだと。人から見ると悪いことでも、犬は本能でやってしまうわけで、それを頭から否定してはいけないんですね。今では犬の気持ちが分かる、優しい飼い主になったと思いますよ」

 反省点としては、子犬のころの「社会化」がうまくできなかったこと。ハルは、人が大好きだが、犬同士のつきあいは苦手なのだ。

 「とにかく甘えっこで、いつも一緒にいたがります。ツアー中などは親しい知人に世話を頼みます。僕がいなくても、食欲は旺盛なので、あまり心配はないんですけどね。僕がツアーから帰ると、喜んでいるくせに、すねて目をそらしたりする。そんなとこがかわいいです」

 家でギターを弾きながら曲づくりをしているときも、ひざにのって甘えてくる。下におろすと、何時間でも横に座って、仕事が終わるのを待っているという。

 「曲を書くというのは、自分の中を見る作業なんですね。ハルが来てから、ちょっと涙もろくなったかな。以前はドラマなんか見て泣くことはなかったのに、最近はいかにもベタな展開のドラマでも、つい涙が出てしまう。自分の中で、命の重みというのを知ったからなんでしょうね」

 広沢さんはハルが来てから、カメラを買い写真を撮るようになった。毎年、ハルのカレンダーを作り、みんなに配るという。「ほんと、親ばかですよね。そのうち曲にもハルの影響がでてくるかもしれません」(文・宮晶子、写真・高嶋ちぐさ)