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世田谷区の犬鑑札はデザインを軽量化した
世田谷区の犬鑑札はデザインを軽量化した

犬の登録と予防接種
向上に行政側も工夫

 4月から6月は、犬の狂犬病予防接種の時期。飼い主は、各地域の保健所や動物病院で注射を受けさせなければならない。ところが、近年、接種率の低さが問題になっており、背景には、犬の登録率の低さがあるようだ。

 犬を飼うと、狂犬病予防法に基づき、自分の住む自治体に登録しなければならない。厚生労働省によると、犬の登録数は全国で約663万匹(2006年度)。その数字をもとにした接種率は、7割を超えている。

 しかし、民間組織の「ペットフード工業会」は、全国の犬の飼育数は、約1300万匹としており、専門家は、実際のワクチン接種率は4割程度と推定している。

 ネパールで狂犬病予防接種活動を行ってきた獣医師の井本史夫さんは、「中国をはじめ大陸全般に狂犬病は広がっている。一昨年は、フィリピンで感染したとみられる日本人が帰国後死亡している。日本でいつ感染が起こってもおかしくない」と注意をうながす。

 行政側も登録と接種率を上げるための工夫を始めている。東京都世田谷区は、登録時に交付する犬鑑札を、小型犬にもつけやすいようデザインを軽量化し、来年度から交付する。

 また、保健所で行う集合接種以外に、民間の動物病院で行う場合も、保健所と同じ料金で接種できるようにした自治体も出てきている。

 (2008年4月16日)