ペット大好き!情報
酒井敏也さんと『だいず』
テーブルの上で酒井さんやスタッフの仕事ぶりを眺めるだいず会長=東京都渋谷区で
プロフィール

さかい・としや 1959年生まれ。岐阜県出身。個性派俳優として幅広く活躍。2008年4月20日-5月5日、東京芸術劇場『空中ブランコ』に、また近く放送予定のテレビ朝日系『その男、副署長』にそれぞれ出演。

酒井敏也さんと『だいず』 スコティッシュフォールド(メス 4歳)

事務所の“会長”
にらみを利かす

 酒井敏也さんの所属する東京都渋谷区の事務所には、2匹の猫がいる。4歳の「だいず」と、20歳になる「あずき」だ。

 「だいずはうちの事務所の会長と呼ばれてるんです。ほらっ、態度が堂々としてるでしょ。お客さんや宅配便のお兄さんが来たときも、こまめに出ていって応対してね。いやよく働いてくれてます」と会長をねぎらう酒井さん。

 もう1匹のあずきにも役職名があり、「経理」。こちらは事務方一筋できたせいか、人前に出るのはあまり得意ではないらしく、奥の部屋にこもりっきりだ。

 だいず会長はスタッフの仕事ぶりを監督するかのように、机の上を気ままに行き来したり、足元でごろんと転がったりとマイペース。

 「会長はどこで何しても自由ですから。普段は人なつこいんですが、なでるとたまにかみついてきたりして、『この間の仕事ぶりはなに!』って怒られているようで緊張します。われわれヒラにはおそれ多い存在です」

 だいずとあずきの飼い主は事務所の女性社長。3人のスタッフも全員女性というアットホームな雰囲気のオフィスで、猫たちは居心地良さそうだ。スタッフにはちゃんと会長たちのお世話係もいて、仕事の合間にネコジャラシで遊んであげたりする。

 事務所には大きなホシガメもいるが、「猫もカメもくくりとしては社員です。福利厚生の一環を担っているというわけで」と酒井さんはもっともらしく説明する。

 ところで、だいずは2代目の会長。初代会長の猫・ゴンは4年前、21歳で大往生したという。

 「初代も立派な方でしたね。僕たちの気持ちをなんでも分かっているような感じで、人間っぽい猫でした。ゴンが死んだときは、社長がすごく落ち込むんじゃないかと心配しましたが、すぐだいずが来たのが良かったようです」

 ゴンの社葬が盛大にとり行われた後、トップの空白をすぐに埋めようと、社長はペットショップからだいずを迎えたのだった。

 「だいずはいつも動じない心を持っている。それがうらやましいですね。自分は監督や仕事仲間に何か言われると、すぐ動揺してしまうタイプだから。もちろん俳優は心が動きやすいほうがいいんだけど、猫はその必要がないからね。最近は、経理のあずきも、僕の肩の上に乗ってきて甘えるので、事務所に来るのが楽しみです」

 動物が大好きだが、俳優業が忙しいため、なかなか自分のペットが飼えないという酒井さん。

 「当面、だいず会長とあずきにお世話になります」

(文・宮晶子、写真・由木直子)