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徳永二男さんの膝の上で、おすましのコマ。「普段はこんなにじっとしていません」=東京都内で
徳永二男さんの膝の上で、おすましのコマ。「普段はこんなにじっとしていません」=東京都内で
プロフィール

 とくなが・つぎお 1946年生まれ。神奈川県出身。桐朋学園大卒。NHK交響楽団のソロ・コンサートマスターを長く務めた後、ソリスト、指揮者として活動。宮崎国際音楽祭の音楽監督も。コンサート情報は所属事務所「AMATI」のサイトで。

ミニチュアダックスフント(メス 約1歳)

感情豊か元気印
散歩は全力疾走

 日本を代表するバイオリニストとして活躍する徳永二男さん。自宅の音楽室にお邪魔すると、愛犬の「コマ」が家族に抱っこされてきた。

 「コマはお客さんを見るとすぐはしゃいでしまうので、最初はこうして抱っこしているんです」と徳永さん。

 まだ子犬のあどけなさが残り、ミルクティー色の毛も柔らかそうだ。

 「うちの犬はコマで3匹目になります。昨年、同じミニチュアダックスフントのゴマが死に、私も家内も高齢になるのでもう飼うのはやめようか悩みましたが、やはり犬がいないと寂しいので、コマを迎えました」

 徳永家の最初の犬は、ゴールデンレトリバーの「ポップ」。妻が大の犬好きで飼うことにした。徳永さん一家が雑誌のグラビアを飾った時は、ポップも家族の一員として紹介された。11歳まで元気だったが、家族全員が家にいた時、突然心臓発作で死んでしまった。

 「2匹目を飼う時、同じ犬種だとポップと比べてしまうだろうからと、ゴールデンの雰囲気に似たミニチュアダックスにしました」

 知人から紹介されたゴマは、なかなかの美しさ。近所で仲間の犬たちと遊ばせていた時、「犬のカレンダーのモデルに」と頼まれた。立派なカレンダーができあがり、大手文具店でも販売された。

 しかしゴマは目に異常があり、6歳ごろに失明。「ハンディがあるため家内はますますかわいがりました。おとなしい犬でしたが、15歳まで頑張ってくれました」

 今度は同じ犬種にしようと、妻と次男がブリーダーのところに子犬を見にいった。勧められた子犬はゴマほどかわいくないなと思ったが、ブリーダーは「この子は性格がいいし、元気で健康面も問題ないですよ」と太鼓判を押す。さらに誕生日がゴマの命日と同じで、生まれ変わりのように感じ、その子犬に決めた。名前もゴマに似せてコマに。

 コマはボールやおもちゃでよく遊び、散歩に出れば全力疾走。自慢は立派な歯。「顔は小さいのに、びっくりするほど歯が大きい。なるほど、これは健康なんだなと」

 来年は70歳になる徳永さんも、長く現役を続けるため、日々、演奏技術やメンタル面の工夫を欠かさない。今年は日本初となるジェット機内コンサートも実現、新たな挑戦を続けている。コマも徳永さんのいい刺激になっているようだ。

 「コマは何にでも興味を持ち、感情表現が豊か。音楽室で仕事を終えて居間に戻ると、喜び方が半端じゃないんです。だれにも負けない性格美人ですね」

(文・宮晶子、写真・圷真一)