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ラジオDJ なりたま の大人女子の音楽ライフ

映画「レディ・バード」で思い出す17歳。

2018年6月 7日 03:14 | コメント(0)

公開中の映画「レディ・バード」。

アカデミー賞、作品賞含む5部門にノミネート。ゴールデン・グローブ賞では作品賞と主演女優賞を受賞しました。全米たった4館で限定公開されていた作品が、口コミで話題を呼び、1557館で拡大公開されたという、まさに「観客が選んだ現代の名作」といってもいい作品です。母と娘の物語であり、17歳の少女が瑞々しく描かれています。

 

 

予告編→https://www.youtube.com/watch?v=yBJdLBn8d5k

 

 

2002年、カリフォルニア州サクラメント。

閉塞感溢れる片田舎のカトリック系高校に通うクリスティンは、大都会ニューヨークへの大学進学を夢見ています。地元の大学に行かせたい母親とは喧嘩ばかり。

そんなクリスティンは、自分のことを”レディ・バード”と名付けて周りに呼ばせています。高校生活最後の夏、友達や彼氏、家族について悩むレディ・バードは、どんな行動をし、自分の将来についてどんな答えを出すのか・・・というお話。

 

脚本と監督は、女優でもあるグレタ・カーウィグ。ここ数年、私個人的にも最も好きな映画人のひとりです。今作が監督デビュー作となるんですが、やはり素晴らしい才能ですね。なんというか、自分にも他者にも愛情と尊敬が持てる人で、この映画の主人公が持つ反抗心とかにしても、それが魅力だということが、ちゃんと素直に表現されているんですね。レディ・バードことクリスティン役は、映画「ブルックリン」の主演だったシアーシャ・ローナンがパーフェクトに演じています。

 

 

 

 

で、この映画を見るうえで、知っておくといいポイントは、舞台であるサクラメントですね。グレタ・カーウィグ監督の故郷でもあります。私、実は訪れたことがあって、NBAのチーム、サクラメント・キングスの地で、サクラメントってカリフォルニア州の州都なんでよ。都庁がある街。でも、州都なのに、ロサンゼルスとかサンフランシスコみたいな華やかな街では全然なくて、なんにもないっていうか(笑)・・・農業の盛んな田舎なんです。そんなサクラメントに生まれ育って「こんな田舎嫌だ!ニューヨークに進学するんだ!」っていう上京願望があるとともに、レディ・バードっていう名前まで自分に付けちゃうくらいですから、自分ってこんなもんじゃない!っていう、アイデンティティを見いだしたいっていう強い思いがあるわけです。

 

映画の中で出身地を「サンフランシスコ」と言って嘘をつくシーンがあるんですけど、「自信の存在を否定するときに起こる羞恥心こそが作品で描きたかったことだ」と監督がおっしゃっていました。ありますよね。名古屋の周辺から来たのに「名古屋から来た」とかね。埼玉出身なのに、東京!とかね。笑

本当は心から信頼し合える友人なのに、ちょっとイケてるグループと仲良くつるみだしたらその親友と距離をとってしまったり、お母さんと洋服を選びにいくんだけど意見が合わなくて、でも夜のパーティーに着ていった服が結局あか抜けなかったり・・・

 

あるあるですよね。でも、そんなレディ・バードが自分で決断した結果、見えるものが・・・ぐっとくるんですよ。

 

映画「レディ・バード」ぜひスクリーンで。

 

今日のBGMnote Hand In My Pocket  /  Alanis Morissette

グレタ・カーウィグ監督にとって、アラニス・モリセットっていうのはパティ・スミスみたいな存在だそう。私のために書いた歌なんじゃないかっていうくらい感情に訴える、と言っていました。

この曲は、自分がすごくちっぽけな存在で、でも希望があって、現実もあって、という歌で、きっと主人公に重ねているんでしょうね。

 
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なりたま こと 成田真美

なりたま こと 成田真美
ZIP-FMミュージックナビゲーター。朝日とともに声とロックをお届けするアーリーバードDJ。音楽や映画、フェスを楽しむピースな日々を綴ります。

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