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映画パーソナリティー☆松岡ひとみのシネマレポート!

vol.22 超純愛エンタテイメント「君が君で君だ」公開記念      松居大悟監督&池松壮亮舞台挨拶リポート!

2018年7月10日 11:47 | コメント(0)

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映画でどんどん広がる人の輪!

2012年公開「アフロ田中」という映画で長編映画デビューした当時26歳の松居大悟監督。

すごい才能が映画界に登場したなと思った。

彼はすでに演劇界では有名で演出・出演もしていたことを後から知るわけで。

その後も映画を撮り続け、弾けるような独特な作風が好きでずっとファンでした。

「みんなエスパーだよ!」で石崎ひゅーいというミュージシャンのファンになり、ひゅーいが映画出演した「アズミハルコは行方不明」の

舞台挨拶ではじめてお会いできたのです。その後は東京国際映画祭「アイスと雨音」の司会やさぬき映画祭や熊本映画祭などでご一緒して、

彼と共に映画を製作しているプロデューサーの阿部広太郎さんとも知り合うことになって。

新作「君が君で君だ」の宣伝プロデューサーは、よく知っている渡邉くんだったり。そんな縁もあり俄然応援しなくちゃ!

名古屋は任せろ!といわんばかりに張り切っております。

 

テレビでガンガン宣伝するような宣伝費がたくさんある映画ではありません。

映画の力で口コミで広がっていく作品。

新作の「君が君で君だ」は、まさにそれ!

今回の舞台挨拶はあっという間に、チケット完売し

映画好きな方、松居監督ファン、池松ファンがミッドランドスクエアシネマで彼の新作に酔いしれたのだ。

観た人の評価は賛否両論。それでいいと思う。

むしろ観た人たちで語り合える映画がもっとあってもいいんじゃなかいかな。

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「君が君で君だ」

池松壮、満島真之介、大倉孝二が演じる男3人は、大好きな女性ソンこと姫(キム・コッピ)のために自分の名前を捨て去り、彼女が大好きな尾崎豊(池松)、ブラッド・ピット(満島)、坂本龍馬(大倉)になり切ることを決意。3人は姫が住むマンションが見える場所にアパートを借り、10年にわたり彼女を密かに見守っていく。

彼らは3人のアパートを「ソン国」と呼び、姫の行動を全て把握。犯罪ギリギリいや盗聴はもはや犯罪か・・

これは完全にストーカー行為かと思いますが、彼らは姫には一切手を出さないし干渉しない。

姫が同棲しているヒモでクズ男(高杉真宙)に殴られようがののしられようが貢がされてようが、それを遠くから見守っている。

姫が悲しいときは一緒に悲しみ、怒っているときは遠くからなだめ、カップヌードルを食べるときは彼らも同じように同じ物を食べる。

それは愛なのか、何の為にやっているのか、この異常とも言える愛の表現に答えは見つからない。

借金とりの女親分(YOU)とその子分のチンピラ(向井理)に見つかって、その異常さを指摘されるのですが、

この二人もなぜだか3人をすこしずつ受け入れていく。同じように観る側も、こんな愛仕方もあってもいいんじゃないか?と後半から思えてくる。そして彼らの姫への想いはどのように終着するのか気になって仕方が無い。

なんともいえないもやもやしたこの感情は、いつかわかるかも知れない。言語化できないのが愛なのかも。

 

7月8日日曜日 初日二日目には名古屋ミッドランドスクエアシネマにて舞台挨拶が行われ

松居大悟監督、主演の池松壮さん、阿部広太郎プロデューサーが登壇。

宣プロの渡辺君の司会が面白すぎて、笑った!

 

ステージ3ショット.JPG

映画のなりたち

 

阿部PさんはCMプランナーで代表作は「いつやるの?今でしょ」のCM

林先生の決め台詞を膨大な講義ビデオから探し出しCMに採用し、流行語大賞に。

そんな阿部さんと松居さんは古くからの友人で、7年前にこの松居さんの物語に出会い、「愛とはなんだ?人を想うと言うことはどういうことだ?」とずっと心に残り3年前に映画化にむけて走り出したそうです。

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松居監督は少し前に舞台で、池松君と仕事をしており、愛を伝えきれず暴力をふるってしまう男を演じてもらったのですが、

その稽古をしているとき、うまく愛の表現を伝えられなくて感覚で共有してもらったことがすごく心に残っていたと。そして映画が動き始めた頃、まったく関係ないけれど、たまたま池松君を誘って竹原ピストルのライブを観に名古屋で宿泊し、飲んだり食べたりしたことが

この映画に起用する大きな決め手になったのかもしれないと、池松君起用のなりたちを。

松居横顔アップ.JPG

そして、

池松さんは、オファーがあったとき食事をしながら脚本を渡され、松居監督の真骨頂を観ることになると確信しすぐに出演を決めましたと振り返りました。

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姫を干渉しない男たちの愛について、その愛の真意とは?

愛すると言うことを伝えて成就するのが大前提になっている。愛と言うことを伝えることが良いとされて伝えられないことが悪いとされている。僕は、人間として誰かを目で追っかける感情を大切に撮りたかったんです。

現場ではみなさんと「愛とはなんぞや」というディスカッションを繰り返したという。

 

みなさんからの質問コーナーでは、

後半に姫の髪の毛を食べるシーンについての質問があがりました。

ネタバレになるので深く書けませんが、「好きな人の髪の毛を食べる」という行動についてということ。

初日舞台挨拶でも話題になった質問でした。

姫を演じたキム・コッピさんの髪だったらよかったけど、知らない人の髪の毛でしかも床に落ちてすごく臭くてイヤだったということをハナされていたようですが、名古屋ではその食べ方について教えてくれました。

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珈琲を飲むみたいに食べればいいの?と監督に聞くとパスタを食べるみたいにお願いしますといわれ、

どっちでもいいんじゃないか?と思ったと、会場の笑いを誘い

そして、スイカを5個買って現場に差し入れたことも明かしました。

 

向日葵の花言葉

 

監督は、向日葵のモチーフについての質問に「感覚で作った」

そうしたら池松さんに「向日葵の花言葉しらないの?」といわれ

太陽が昇るのを見続けていく3人とひまわりの関係が似ていると思ったと。

あとから花言葉をしらべたら、「私はあなただけをみつめる」でした!

 

監督はその花言葉を知らなかったのに、感性で感覚で向日葵をモチーフにしたんです。

 

花が太陽を追っていくのが3人が姫を追っていくのと重なるな〜と観ていたので、花言葉を聞いた時は鳥肌たってしまった!

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ミッドランドスクエアシネマの楽屋も向日葵のディスプレイ

スタッフも絶賛応援中。

ラストメッセージ

監督は最後のメッセージで、名古屋が一番コアな質問をされ、深く作品をみてくださった皆様に感謝のことばを。

そして池松さんは、いろんな感じ方があると思います。

2時間笑った方、むかついた方色々あると思います

ぼくたちがやりたかった滑稽なやぶれかぶれのアイラブユー、

滑稽な愛情を詰め込んだつもりです。みなさんにとっての誰かが幸せであることを願っていますとメッセージを残してくれました。

 

監督が言っていた「言語化されていない感情」まさに観た後、わたしも感想がすぐに言えなかった。

でも、彼らのことがすごく好きになり、いまもまだ彼らのことを想っている。

 

こんな気持ちになるなんて、どうしてくれよう松居監督(笑)

 

チンピラ役の向井理さん、クズ男役の高杉真宙さんが

この役を演じるのもすごく新鮮でしたよ。

3ショット.JPG

 

また、お会いしましょう!

 

池松壮亮 キム・コッピ 満島真之介 大倉孝二 高杉真宙/中村映里子 山田真歩/光石 研(特別出演) 向井 理/Y O U

監督・原作・脚本:松居大悟

製作:間宮登良松 吉崎圭一 前嶋 宏 エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫 企画・プロデュース:阿部広太郎 プロデューサー:川﨑 岳 日野原彩子 アソシエイトプロデューサー:原田耕治 ラインプロデューサー:和田大輔 キャスティングプロデューサー:田端利江 音楽:半野喜弘 特別協力:須藤 晃 撮影:塩谷大樹 美術・装飾:遠藤善人 照明:西尾慶太 録音・整音:竹内久史 衣裳:立花文乃 ヘアメイク:酒井夢月 編集:エリザベス宮地 ポストプロダクションプロデューサー:鈴木仁行 VFXディレクター:呉 岳 助監督:Hijiri Jon 制作担当:土田守洋 宣伝プロデューサー:渡辺尊俊 アートディレクター:中尾祐輝 スチール:ティム・ギャロ 制作プロダクション:レスパスフィルム

配給:ティ・ジョイ 「君が君で君だ」製作委員会:東映ビデオ 電通 東京メトロポリタンテレビジョン ©2018「君が君で君だ」製作委員会

2018年7月7日(土)七夕全国ロードショー

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松岡ひとみ

松岡ひとみ
レポーター、テレビタレントを経て、2010年から映画パーソナリティとして活動。東海地区を中心に、新作映画のみならず旧作から自主映画、短編映画まで取材し、テレビやラジオ、雑誌など各媒体で紹介。また、新作映画の舞台挨拶・記者会見の司会など、東海地区を中心とした映画イベントシーンにおいて欠かせない存在で、通称「映画のお姉さん」。様々な監督との交流も深く、日本各地で映画監督が主催の映画祭に行くことが趣味。
“映画伝道師”として多くの方に映画を愛していただけるような人になるのが夢です!

Twitter @m1103
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