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映画パーソナリティー☆松岡ひとみのシネマレポート!

映画「万引き家族」是枝裕和監督がトロフィーを手に名古屋へ!

2018年5月29日 10:26 | コメント(0)

いや〜〜

感動しました。

あの、カンヌ国際映画祭のパルムドール賞のトロフィーを「松岡さん、持ってみる?」と監督にいわれ、

目の前にあるだけでも感動したのに、ドキドキしながら

トロフィールを持った瞬間に、受賞もしてないわたしですが、フリーズしてしまい言葉がでなくなり、

涙がぽたぽた流れてきて、監督とリリーさんの前で泣いてしまいました。

万引き3ショット.JPG

今村昌平監督の「うなぎ」から21年ぶりの快挙。

もうこれは、国民栄誉賞を贈っていただきたい、そんな想いです。

改めて、映画「万引き家族」第71回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門最高賞 パルムドール賞おめでとうございます。

 

是枝監督の過去作品はすべてラジオやテレビ、あちこちで紹介していきました。

インタビューも舞台挨拶も作品毎にご一緒させていただき、本当に長いおつきあいなんです。

だからこそ、気持ちが高揚してしまったのだとおもいます。

 

気持ちを取り直してお二人にカンヌのこと、撮影秘話などお聞きしました。

 

りりーさんは、一足お先にカンヌでの上映会から帰っており、監督がパルムドールを受賞するか否やはご自宅で一人で結果を今か今かと待っていて、会場の作品関係者とラインでやりとりで「まだ監督は呼ばれていません」「あと3人です」

こんなにラインをしながらぞわぞわした気持ちになったのは初めてです。もうどきどきで、もし会場にいたらどうかしちゃっていたとその時のことをふり返っていました。

ついに残り二人、あのスパイク・リーと監督だけになり、スパイク・リーが呼ばれたときはAKB総選挙の時にまゆゆが呼ばれたときに指原がしてやったりの顔をした、まさに僕がその顔をしていたと思う。

カンヌの受賞はAKB総選挙と同じで、名前をよばれないったことは、パルムドールにどんどん近づいているんですと丁寧に説明してくれるんですw

例え方がうまい!

監督は、「何か賞がもらえる、という電話がかかる前日までのほうが実は緊張していました。そして受賞式は著名な方々いるその場あとを思いっきり楽しもうとおもって座っていたんですが、僕の名前がまったくよばれなくて、、、あと二人ってとこでスパイク・リーがグランプリなったときは、心の中ではヤッターって思うんですけど、表情にだせなくて。指原さんの気持ちがよ〜〜くわかりました。」

りりーさんは、憧れのテリー・ギリアムやスパイク・リーと是枝さんが、その場所にすわっていることを想像しただけで僕の頭の中のファンタジーはパンクしそうだった。ゴダールとかベンダースとかと一緒なんですよ!!是枝さんスゲーって一人で大興奮していたそうです。

監督はカンヌから戻ってまだ一週間たっていないので、リリーさんとお会いしたのはこの名古屋キャンペーンが受賞後初だったそうで、控え室で櫃まぶしをたべながら、リリーさんにトロフィーをみせてなんだかやっと実感が湧いてきたと。

万引きトロフィー.JPG

映画の物語は、東京の下町。高層マンションの谷間に取り残されたように建つ古い平屋に、家主である初枝の年金を目当てに、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀が暮らしていました。彼らは年金では足りない生活費を万引きで稼ぐという、社会の底辺にいるような一家だったのですが、いつも笑いが絶えない日々を送っていました。そんなある冬の日、近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子を見かねた治が家に連れ帰り、信代が娘として育てることに。そして、ある事件をきっかけに仲の良かった家族はバラバラになっていき、それぞれが抱える秘密や願いが明らかになっていきます。

 

父親・治にを演じるのがリリーさん。その家の持ち主の初枝役に樹木希林さん。妻役の信江に安藤サクラ、信江の妹・亜紀に松岡茉優さん。このお二人は是枝組初参加となります。

 

リリーさんはカンヌ国際映画祭で審査委員長賞を獲得した「そして父になる」から是枝組参加となり4回目。

監督は「そして父になる」でリリーさんが演じた、福山雅治のライバル役のような電気屋のおっさんの役がとても印象的で、

小さなダメなところがある人間がとても上手いんです。

今回の役は、その「「そして父になる」の延長にある役で、プロットの段階から当て書きをしていたそう。

リリーさんは、是枝監督以外の作品でも「凶悪」だったり福山雅治さんの「スクープ」でもそう。

監督がいう「人間の中の小さなダメなとこ」をうまく演じれる人なんですよね。とリリーさんの魅力をあらためて感じました。

 

 

リリーさんに、4回目のタッグで監督の新たな発見をお聞きすると、「監督っていつもこんな感じなんです」

こんな感じというのはいつも、じっと人の顔をみて相手のお話をきちんと聞いてくださり、おとなしくてテンションはあまり高くないということ。監督にはめずらしいタイプhappy01

現場でもヨーイスタート!って声も小さくて、「僕はイイと思いますが、みなさんはどうですか?」という優しいテンションなんだとか。

ところが、今回海で家族が海水浴に行くシーンがありまして。

小さな家の中での撮影と違って、「ヨーイスタート!」がきこえない。

だからすごく大きな声で「ヨーイスタート!」と。

リリーさん曰く、「大きな声を出す監督をはじめてみました(笑)」ずっげー大きな声を出していたんですよ!

監督自身も、「なんかおれ、なんか監督っぽい・・」とおもったそうです。きっとスタッフの方も驚いたのでしょうね!

 

子どもの演出は「誰も知らない」の柳楽君や「奇跡」の前田兄弟など、一貫して変わらず監督独特の演出方法で彼らの才能を引き出しています。

まったく台本をみせずに、現場に来たら「今日はこれを撮ります。だれだれと一緒のシーンです」とつたえるだけ。オーデションも同じ方法ですからそのやりかたに適応できる子を選んでいます。学校から現場に入って、宿題もやらなくて良いから楽しくやってくるそうです。

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リリーさんは息子役の城くんをとてもかわいがっていて、ほんとに父親のような気持ちになってしまったそうです。

撮影が終わると役では貧乏な服を着ているけど、私服はとてもオシャレで綺麗なおかあさんと帰っていく姿をみると切なくなってね。。。

しかも自分の撮影が無いときでも監督にメールしてきて、「ちやんと子ども達は演じてますか?今日はなにをしたの?」と聞いてくるので、監督が現場の写真を送っていたそうです。

なんだか本当の家族のようで、家に帰りたくなく鳴っちゃったよ。とほんとにしみじみおっしゃってました。

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是枝組はアドリブはなし。監督の作品を見ると台詞のリズム感もよく、あまりにもリアリティがあるのでアドリブですか?ときいてしまう。

台本通りなのですが、演技力によってその意味合いが変わってきてしまう。

今回の女性3人はⅢ世代のバケモノ女優だよね。とリリーさん。

風俗で働く亜紀の元に池松壮亮さん演じるお客がくるのだけど、そのシーンがすごく美しくてボクが大好きなシーンです。

そして安藤さんに関しては、そばにいて「すげーなこの人」ってずっと思っていたそうです。manbiki02-500x333.jpg

後半、ある時間がおきてから家族のそれぞれの秘密がわかってくるのですが、

そこで登場するのが池脇千鶴さんと高良健吾さん。刑事の役です。

 

1時間20分くらいみてきて、「この家族が好き」「でも万引きしている犯罪者」「共感したいけどできない」「でもこの幸せ感はみていたい」そんな見る側の気持ちの答えを担うのがこのお二人なのです。

あの家族に対して、どう壊していくのか。この二人の登場で、この家族は社会との接点を持ちます。

 

監督は、この数年つくってきた「歩いても歩いても」や「海よりもまた深く」などのホームドラマとは違うエッジがこの作品には必要だった、この部分がキモなんです。と話してくださいました。

それと、ほんとに短い時間の出演でしたが、大事なシーンで登場するのが名古屋出身の山田裕貴さん。

「ニドナツ」やとよはし映画祭でご一緒する前、なんなら戦隊モノのときから絶賛応援中なので、

「監督、山田裕貴くんの短いけど存在感のある役でしたね」と言うと、「彼はのびるよ〜もっと。いいよね。チャンスがあれば大きな役でお願いしたい。」するとリリーさんが「性格も良いしね」

次回はぜひおねがいします!と名古屋の☆ですからそこはしっかりお願いしておきました。

 

万引きセッション.jpg

 

その夜、TOHOシネマズ名古屋ベイシティで東海テレビの舞台挨拶付き試写会があり、こちらも司会を担当しました。

監督がトロフィーのはいった箱を大事そうに持ち、大きな拍手に迎えられ入場し

ステージに到着するやいなや、りりーさんが箱を指さして「お骨じゃ無いですよ」と冗談を(笑)

そっと観音開きの扉をあけるとそこにはショパール製のパルムドール賞のトロフィーが照明にあたって輝いていました。

お客様のどよめきもすごかった。

パルムドール受賞後初の一般試写会でトロフィーをお客様に生でお披露目したのも初だったのです。

万引きトロフィー入り.JPG万引きステージ.JPG

名古屋、ラッキーですよね!

 

和気藹藹とアットホームな舞台挨拶で、撮影現場のお話や、上記に書き記したないようなど

上映前のお客様の期待度もアップしたとおもいます。ネタバレの無い程度に現場の雰囲気を話していただけると

見る楽しみが増えてきっと作品も堪能していただけたと思います。

 

TOHOシネマズ名古屋ベイシティのみなさまお力を貸してくださりありがとうございました。

ということで、記念撮影♪

 

万引きスタッフ明るい.JPG

 

©2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.
6月8日(金)TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、ミッドランドスクエア シネマ他全国公開

 

 

 

 

 

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松岡ひとみ

松岡ひとみ
レポーター、テレビタレントを経て、2010年から映画パーソナリティとして活動。東海地区を中心に、新作映画のみならず旧作から自主映画、短編映画まで取材し、テレビやラジオ、雑誌など各媒体で紹介。また、新作映画の舞台挨拶・記者会見の司会など、東海地区を中心とした映画イベントシーンにおいて欠かせない存在で、通称「映画のお姉さん」。様々な監督との交流も深く、日本各地で映画監督が主催の映画祭に行くことが趣味。
“映画伝道師”として多くの方に映画を愛していただけるような人になるのが夢です!

Twitter @m1103
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