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澤田貴美子の「つながる“いのち”」
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第82回 『性犯罪~予防のために②~』

8月も残すところ、あと1週間。
もう新学期が始まっていたり、宿題の仕上げに追われていたり・・・
様々な夏模様が目に入る夏の終わり。

大好きな高校野球も、例年以上の盛り上がりを見せ、第100回の記念大会の幕を閉じました。
あーー、さみしいーーー!!

始まりがあれば、終わりがある。
仕方がないですね。
平成最後の夏。
頑張る姿から、本当にたくさんの感動をもらいました!
たくさんのパワーをもらったことに感謝をして、気持ちを切り替えて、夏から秋へ気持ちを切り替えていきたいと思います。

さて・・・
前回のコラムで愛知県警察主催の「女性安全フォーラム」に参加した際のレポートを綴らせていただきましたが、今回はその続編です。

フォーラムの第2部は、
性犯罪を知る。」というテーマのトークセッションでした。

画像はイメージです

愛知県では、平成29年度に届け出があった強制性交等罪が81件、強制わいせつ罪が371件だそうです。
5日に1件の強制性交等罪、1日に1件の強制わいせつ罪が発生しているとされていますが、実際にはこの10倍~20倍あると考えられるそうです。

そして、平成29年度中に警察に寄せられた13歳以上の女性に対する声かけやつきまとい等の情報件数は、3002件。
13歳未満に対する声かけや、つきまとい等の情報件数は、863件とのこと。
愛知県警察本部のHPに、こちらの分析結果がありますが、
20代以下の若年層が狙われやすい傾向にあるとはいえ、狙われる年齢は実に幅広く、まして女性だけでなく男性(男児)も被害者となる可能性が十分にあり、
誰でも被害に遭う可能性があるという自覚を持つことはとても大切なことだな、と感じます。
このトークセッションの中では、企業における性犯罪予防のための活動についてのお話もありました。
日本ガイシ株式会社総務部の兵後氏のお話の中で、こちらの企業では社員向けに性犯罪防止セミナーを開催したり、女性社員に防犯ブザーを配ったり、残業後の女性社員の帰宅方法についての配慮(タクシーの利用など)など、企業としての防犯への取り組みについてのお話があり、大変興味深かったです。

そして初めて知ったのが、あいち制服SP協会さんの活動です。
この日は、菅公学生服(株)あいち制服SP協会制服防犯アドバイザーの佐治氏から、地域貢献活動としての、制服着こなしセミナーについてのお話がありました。

あいち制服SP協会とは、中学、高校の制服製造販売会社4社が、犯罪被害に遭わないような制服の着こなし方などを啓発するために、2012年10月に設立された協会だそうです。
SPとは、Self Protecionの略で、自己防衛。
服着こなしセミナーは、生徒自身が、犯罪に対して身を守る意識を高めてもらうことを目的としたセミナーだそうです。

正しい着こなしを知ることが、盗撮予防にもなるということで、とても大切な知識を得られる、性犯罪予防にとって意義のあるセミナーだと思いました。
たくさんの生徒さんたちに届くといいな・・・。

愛知県警察本部子ども女性安全対策課調査官の日名地氏からは、
“ながらスマホ”の危険性について。
歩きながらのスマートフォン操作中に(電話もメールも、ヘッドフォンを使って音楽を聴くのも)犯罪に巻き込まれるというケースがとても増えているそうです。
性犯罪だけでなく、交通事故やひったくりの被害にも遭いかねない、ながらスマホ。
これをしないように心がけるだけでも、かなりの予防になりますよね。

とても強調してお話されていたのが、車の乗り降りや、帰宅時についての注意について。
駐車場などで車に乗る際には、乗り込んだらすぐにロックをかけること。
例えば明るい時間でも、人目にふれる場所でも、です。
乗車の際に、ドアを開けた隙に乗り込まれてそのまま連れ去られるという犯罪や、ワンボックスカーに引きずり込まれて犯罪の被害に遭う、というケースも。
特にワンボックスカーについては、歩いている際にも要注意!とのこと。
ゆっくりとスピードを落として近づいてきて、そのままワンボックスカーに連れ込まれ、集団でレイプ、という本当に許せない事例も。

性犯罪、悪いのは間違いなく加害者です!!
被害者に非はありません。

被害に遭われた方の中には、
「なぜそこを歩いていたの?」
「そんな時間にどうして一人になんてなったの?」
「逃げればよかったのに」
こんな声をかけられて、さらに傷ついている方もたくさんいらっしゃいます。
被害者の非を絶対に責めたりしないこと。
忘れずにいたいと思います。

そして、犯罪予防のための大切な手段、防犯ブザー。
防犯ブザーは子どもが持つもの、というイメージはありませんか?
実際私も、防犯ブザーを持たなくちゃ、と考えていませんでした。
けれど、
子どもだけでなく、大人も防犯のためにブザーを!と日名地氏もお話されていました。

2018年8月21日付 中日新聞より

愛知県警察では、
女性向け防犯ブザー研究・開発プロジェクト」として
女性のための防犯ブザーを開発されていて、
先日この防犯ブザーがお披露目され、先日ニュースで取り上げられていました。
大人の女性用の防犯ブザー開発

警察や民間企業などが共同開発、
防犯ブザー付きのパスケース「Paskel(パスケル)」
バッグにもつけやすい素敵なデザイン!!
8月20日からインターネットで先行受注が始まったそうです。

「自分は大丈夫」ではなく、「誰でも被害に遭う可能性がある」という意識を持ち、予防意識を高めていきたいですね。

次回の『澤田貴美子のつながるいのち』をお楽しみに。

(2018年08月23日)

澤田貴美子

澤田貴美子(さわだきみこ)

フリーの産前産後フィットネスインストラクターとして、各地の産婦人科クリニックにて、妊娠中や産後、メノポーズ(更年期)の女性への運動指導・乳幼児と母親への育児支援などに従事。また、公益社団法人・誕生学協会認定“誕生学アドバイザー”として、幼児から大学生など幅広い年齢を対象に、いのちの授業「誕生学®」を届けている。

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