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神野三枝の今日も絶好調!
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第9回 恩と仇

栄の北端にあるアネックスビルのエレベータに乗っていた時のことでした。
急いでいる様子の70代と思われる男性に栄の駅までの道を尋ねられました。行き方をお教えすると、「6時半までに三越に行かないかん。」と言われるのです。時計を見るとすでに6時23分。若い子なら走っていけば間に合うのだろうけど、このお年では無理でしょう。しかも外は土砂降りの雨。濡れないように地下街を通って行ったとしたら大回りになって尚無理。とても焦っておられる様子だったので、待たせてはいけない相手との約束なのだな~と心配した私は「このビルの前は頻繁にタクシーが走っています。それに乗って行かれれば、6時半に間に合いますよ。」とお教えしたのです。

するとビックリ!

「今から飲みに行くのに、こんな近いところをタクシーに乗るなんて、あんた常識を考えろ!」と叱ってきたのです。

えええええっっっ!?

「親切にしてもらっておいて、あなたこそ常識を考えなさいよ!」などと言う勇気も私にあるはずもなく、ただ嫌な気分で、ひき逃げにあったような出来事でした。

子供の頃、人には親切にしましょう。と習いました。しつけの段階では大人は親切を純粋に教えるのですが、生きていく中で人に裏切られ傷つくことを味わうと、世の中には「恩を仇で返す」という慣用句があることを身を持って学び、警戒して生きることの必要性を身につけるのです。
親切とは親しく、刃物を直にぴったり当てるように、身近に寄り添う意味でできた言葉だそうです。どうやら私は寄り添う相手を間違えたようですね(笑)。

さて、30代40代のエネルギッシュにバリバリと仕事にプライベートに血気盛んだった頃を過ぎ、最近は少々気持ちがスローになり、出来ることなら揉め事も争いごともなく、多少のことは目を瞑って穏やかに生きたいと思うようになってきました。すると世の中にこの心境にピタリと当てはまる慣用句があることを知ったのです。

「仇を恩で報いる」

うらみのある者にかえって情けを持って恩を施す。という意味だそうです。
受け取り方は諸説色々あるとは思いますが、私はこう捉えます。
憎い相手を恨み続けて自分の心をいつまでもかき乱すのではなく、気の毒な人だと情け心を持つことだと。人を許すことは、実は自分を楽にすることかもしれませんね(笑)。

気負わず、焦らず、穏やかに。
さあ、今日も元気を出して、絶好調で!

(2018年08月20日)

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