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神野三枝の今日も絶好調!
神野三枝の今日も絶好調!

第5回 世代ですから

映画「蚤とり侍」を観に行った時のことでした。どことなくいつもと違う劇場の雰囲気。観客の9割が高齢者なのです。老人向け特別チケットでも配られたのか? それとも敬老会のイベントの一環なのか? と思ったほど。映画界も生き残りをかけ、シニア世代を取り込もうとしている作品傾向を感じる昨今、この映画も高齢者に受けが良いようです。

映画はコメディー要素満載の時代劇。内容は江戸時代、女性に愛を届ける裏稼業、平たく言えば女に身体を売る男のお話。お色気要素満載、堂々と観られるエロ映画であったりするのです。少し前に公開された松阪桃李主演「娼年」が若い女性の堂々と観られるエロ映画の東の横綱なら、こちらはシニアに支持される西の横綱といったところ。

皆さんお一人で来られたという感じではなく、男女入り乱れたグループ交際といった感じ。さながら遠足のようで、そのウキウキした様子は微笑ましく、若々しくも見えました。
通常、映画館は物静かなものですが、この時の開演前はおしゃべりの声でとても賑やかでした。
ところがそのおしゃべりは映画が始まってからも続き、笑い声を上げるだけではなく、思ったことを皆さん口々に喋るのです。大変賑やかでした(汗)、、。

少しして「妻よ薔薇のように/家族はつらいよ」を観に行きました。今年77歳になる母がテレビのコマーシャルを見たようで珍しく観たいと言ったのがこの映画でした。母と映画を観るなんて昭和49年の「ゴジラ対メカゴジラ」以来の事です。高齢者に映画を見たいと思わせる山田洋次監督の集客力の凄さ。やはり観客の大半がシニア世代で満席、そしてこの上映中も大変賑やかでした(汗)、、。

また少しして、「終わった人」を観に行きました。舘ひろしさんの愁いを帯びた演技に人生を考えさせられる面白い映画でした。主人公が定年を迎えてからどう生きるかをテーマにした映画なのでこれまた観客はシニア世代が大半。そして上映中の賑やかさも御多分に洩れずといった感じで(汗)、、。

どうも映画の見方が違う、黙って観ることができないのか、、。このことを母に言うと、「昔は映画ぐらいしか娯楽がなくて、映画が唯一の楽しみだったのよ。映画館はいつも超満員で、通路にまで新聞紙を敷いて地べたに座って観たものよ。始まる前から拍手と大歓声が沸き起こって、主役が登場すればあっちからもこっちからも掛け声が掛かる。ヤジも飛ぶし声援も送る、最後はみんなで拍手喝采。そうやって観たものなのよ。そういう世代なの。」懐かしそうに語る母。

話は変わって、最近インスタグラムもどきのようなものを始めた私。料理を食べてしまってから毎回ハッとして思い出すのです。「しまった! 写真、撮り忘れた!」今時の若者は料理の写真を撮り忘れるなんてことはないそう。なぜなら食べる前に写真を撮るのは彼女らには常識だからだそうです。「神野さん! 逆に~忘れちゃうってウケるんですけどぉ~マジ、ヤバすぎ~(笑)」

できないものは、できないのです。
そういう世代なのです。

いつの時代も世代の枠から抜け出すというのは、どうも難しいことみたいです(笑)。

気負わず、焦らず、穏やかに。
さあ、今日も元気を出して、絶好調で!

(2018年06月18日)

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