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澤田貴美子の「つながる“いのち”」
澤田貴美子の「つながる“いのち”」

第62回 『性について考える(1)』

大型の台風21号が全国を縦断し、各地での水没や冠水の被害の大きさに、自然災害の怖さをまた実感した今週。
被害に遭われたみなさまに、心からお見舞申し上げます。

そんな台風が近付く中、「性」について考える講座に連日参加してきました。みなさんは、「性」という言葉から何を連想されますか?

「性」について、
はずかしい・・・
いやらしい・・・
「なかなか、触れにくい話」というイメージはありませんか?

第60回のコラム「性のはなしって、特別なこと?」でも子育て中のあるお母さんのエピソードを綴らせていただいたのですが、先日はその反対に、幼少時代から、両親から「性」について話をしてもらった、という女性の素敵なエピソードを聞かせていただきました。

4、5歳のころ、お父さんとお母さんが布団の中で抱き合う姿をたまたま目にしたAさん。

子どもは素直ですよね。目にしたことはそのまま、なぜ?どうして?と感じ、質問したくなるのも当然です。

そこで「なにしてたの?」と思わず聞くと・・・

「お父さんはお母さんが大好きで、とても大切なんだ。だから、もっと仲良くしたくて、くっついてたんだよ」と、お父さんが話してくれたのだそうです。

Aさん曰く、この時は、「???」という感じで、意味がよく理解出来ていなかったそうですが、のちに、思春期になり、性についてのいろいろな情報を知るにつれ、「あ!あの時、お父さんが話してくれたことは、このことだったのか~!!」と妙に納得したそうです。

写真

また、小学生のころにお母さんから、
「これから、だんだんと大人のからだになっていくよ。大人になるって、とっても素敵なことだよ。いつか赤ちゃんをいつか迎えるための準備も始まるから、今日はその話をするね」
そう切り出されて、びっくりしたけど、月経のしくみをその時に教えてもらっていたおかげで、初めて月経が来た時に、びっくりすることもなく、すごく嬉しかった!

と、話してくださいました。

思春期にまわりの友人の中で、性の話題になった時、「親がそんなことをして自分がうまれたなんて、すごくイヤ」と、「エッチなんて、私はしたくない」
性行為、つまりSEXについてとても衝撃を受けていた人もたくさんいたそう。

けれど、Aさんは、あの時にお父さんから聞いた言葉がとても印象に残っていたので、まわりの友人の感じ方とは違って、「エッチって、本当に大切な大好きな人とだけすること」と思えたそうです。

なので、「性のこと、はずかしいとか、いやらしいとか、思ったことはなかった」と。

性のはなしを、ナチュラルに捉えることが出来るって、本当に素敵だなぁと思いました。

Aさんがこう話してくださいました。
「もしもあの時、そんなこと聞かなくていい!とか、あっちにいってなさい!とか言われてたら、思春期にSEXのことを知った時、ショックだったかも。ちゃんと答えてもらったこと、ほんとに良かったな~って思ってる」と。

「性」のはなしをなかなか正しく学ぶ機会がない時代を過ごし、大人になってしまった私。大人になって学んだ今だからこそ、はずかしいこと、いやらしいこと、と思わなくなりましたが、知ると知らないでは大違いだな、と実感しています。

だから私は、大人が「性」について、自分のこととして、生きていく上で大切なことだ、と向き合えるように、ひとりの大人として性のはなしを伝えていきたい・・・。

大人が子どもたちに伝えていくことが、子どもたちの未来を守ることに繋がると信じて・・・。

次回の『澤田貴美子のつながるいのち』をお楽しみに。

(2017年10月26日)

澤田貴美子

澤田貴美子(さわだきみこ)

フリーの産前産後フィットネスインストラクターとして、各地の産婦人科クリニックにて、妊娠中や産後、メノポーズ(更年期)の女性への運動指導・乳幼児と母親への育児支援などに従事。また、公益社団法人・誕生学協会認定“誕生学アドバイザー”として、幼児から大学生など幅広い年齢を対象に、いのちの授業「誕生学®」を届けている。

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