神野三枝の”元気をあげる!”

自分の見た目が好きになれない

自分の見た目がどうしても好きになれません。極端に太っているわけでもないですし、今まで容姿でいじめられたような経験も無いのですが、写真の自分を見たりすると、本気で気分が落ち込みます。いい歳していつまで気にしているんだ、という周りの声はもっともだと思うのですが。どうしたら自分の容姿が気にならなくなるのでしょうか?(とと 28歳) 

 子供の頃、アゴが出ていることをよくからかわれました。お遊びの範囲の事なのでしょうが、当事者にとっては傷つくものです。ましてや子供でしたので「どうして自分の顔はみんなと違うのだろう」と悩みました。そしてからかわれる事で自分の恥ずかしい欠点だと思い込み、その後の私の人生の中で、アゴはコンプレックスとなっていったのです。先日の事、この年になってもまだアゴをからかわれました。顔では笑っていましたが、しばらく忘れていた、子供の頃に傷ついた、嫌な感覚が蘇ってきました。

 でもこう言いながらも実は私、自分にコンプレックスがあることに感謝している部分もあります。コンプレックスは、ともすると傲慢になりがちな自分に「じゃあ、お前は人のことが言えるのか?偉そうに。お前は完璧か?」と問いかけてくるのです。そして、常に謙虚な心持ちで生きなさいと、導いてくれるのです。だから人間、何かしらコンプレックスを持っているぐらいでちょうど良く、むしろ欠点はある方が人は学べるのです。

 「顔は心の鏡」と言います。ふてくされていればふてくされた顔つきになりますし、意地悪な人間は意地悪そうな顔をしています。しかしそれは顔つきであり、造作の問題ではありません。どうしても自分の顔の造作の問題で前向きに生きられないというのなら、私は整形もありだと思います。整形でコンプレックスをなくし、人生を活き活きと生きられるなら、それは素晴らしい心の治療になると考えるからです。ただ自然なバランスというのがあるので、1箇所治すことで他の箇所に歪みが生じることも熟考した上での判断が大切だとは思いますが。

 しかし、大抵の女性はお化粧の仕方次第だと思います。私は宝塚歌劇団が大好きなのですが、宝塚のスターさんたちは全員完璧な顔立ちか?といえば皆さん普通のお嬢さんです。化粧技術も芸のうち。小さな目は大きく、低い鼻は高く、、。と皆さん研究に研究を重ねてうっとりとする美しい顔を作り上げているのです。私は仕事柄少しでも見栄えを良くしたいと思い、プロのメイクアップアーチストの先生のレッスンに通い、自分の顔を引き立てるメイク法を学びました。そこで学んだのは、メイクでコンプレックスを補正するという技術です。一番の間違ったメイクは元々立体である顔を、メイクで平面にしてしまうことです。一番奥にある耳の付け根から一番高い鼻先までは6、7センチほど高低差があるかと思います。それを同じ色でベタ塗りしてしまうのと、陰影を施したメイクでは明らかに立体感が違って見えますし、眉毛の形も顔の立体感を無視して書いてしまったら顔が大きく見えたり、平面的になってしまうのは当然のことです。自分の顔はどの骨が凸ていて、どこが凹んでいるのか?欠点はどこなのかを見極めてベストバランスに近づくようにメイクで補正していくのです。中学の美術の時間に習った立体デザインの技法と同じです。よくハイライトを目の下に入れると顔が輝くと教えられ、目頭から下がった頬のくぼみにたっぷり白いハイライトを塗っている女性がいますが、本来そこは顔の中では凹んだ部分です。そこにハイライトを塗っては凹んだところが凸て見えて逆に平面的な顔に見えてしまうのです。ハイライトを塗るのは本来凸ているところをより際立たせるために塗ってこそ効果があるので目尻のすぐ下の骨が出ているところに塗るのです。

 磨けば輝くのに、磨かずに諦めて落ち込んでいませんか?磨くのは顔ではなく腕ですよ。貴女の顔はまだまだ変わります。貴女の探究心次第です。(ちなみにこのコーナーのタイトルの私の顔写真はプロのメイクさんによるものです。お暇があれば私のオフィシャルホームページをごらんください。日記にはたくさんの写真を掲載しています。そちらは自分でメイクしています。同じ顔なのにこうも違うというのがお分かり頂けると思います。逆を言えば、これだけメイクで変われるということですね。笑)

 さあ、今日も元気を出して、お幸せに!

(2017年09月18日)