澤田貴美子のつながる“いのち”

第58回 『夏休み、お疲れでした』

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今年の8月は、東日本では、曇りの雨の日が続き、西日本では、暑い夏となりましたね。そんな8月も、もうすぐ終わろうとしています。

8月の終わりといえば、夏の終わり。そして、保護者の方にとっては、様々な思いが巡る夏休みも、もうすぐ終わりですね。

先日、幼稚園児や小学生のみんなと、「この夏休み、楽しかったこと」について話をする機会がありました。同時に、保護者のみなさんとも。

保護者のみなさんにとっても、夏休みを振り返ると様々な思いがあり、みなさんからいろいろなお話を聞かせていただきました。

「とにかく毎日、クタクタです。朝から晩まで子どもと過ごすって、本当に体力が要りますよね」

「夏休み、とにかく出来るだけいろいろな所へ連れて行ってあげたくて、予定がビッシリでした」

「夏休みといっても、自分は仕事。一緒に過ごしてあげられないことが、すごく申し訳なく感じました。でも、収入のことを考えると、仕事のペースは変えられないし・・・」

「宿題が苦痛で苦痛でたまりません。宿題が全然進まない姿に、とにかく怒ってばかりの毎日で、自己嫌悪です」

「夏休みは、お弁当を持参させての登園&登校。普段よりもかえって忙しく感じました。プールの用意も毎日で、迎えに行ったら夕方は即、洗濯。夏休みらしく親子の時間を作るなんて、無理です」

24時間、一緒に過ごす夏休みも、大変。そして、保護者の仕事のペースはいつも通りなのに、子どもは夏休み、というのも大変。どちらにしても、保護者のみなさんにとっては、お疲れさまです・・・の夏休み。

でも、反対に子どもたちの声を聞いて、私はハッとしました。

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「かき氷、たくさん食べたよ。作るの楽しかった」

「お父さんにカブトムシの育て方を教えてもらった。まだ元気だよ、カブトムシ」

「散歩に行った時、めだかを捕まえたよ」

「お手伝いがんばった」

日常の中の、楽しかった話がたくさん聞けました。

もちろん、旅行が楽しかった、という声もたくさん聞きました。海外旅行へ行った子、テーマパークへ行った子・・・
楽しかった思い出をたくさん話してくれました。

夏休み。普段行けない場所に足を伸ばしたり、非日常の時間を楽しむことも、もちろんとても有意義。

が・・・
子どもたちにとっては、当たり前の日常の中にも、たくさんの楽しいこと、うれしかったこと、が溢れているのですね。

保護者のみなさん、長い長い夏休み、本当にお疲れさまでした。

もしも、忙しくて余裕がなく夏休みの毎日が過ぎてしまったことを後悔している方や、結局夏休みらしいこと出来なかったなぁ・・とちょっぴり悔いが残っている方も、きっとまだ間に合います!

ぜひ日常に目を向けて、当たり前の毎日の中にある楽しいこと、夏休みの最後に見つけてみてくださいね。

「楽しい夏休みだったね!」

親子でそう笑顔で締めくくれますように・・・。

次回の『澤田貴美子のつながるいのち』をお楽しみに。

澤田貴美子(さわだきみこ) フリーの産前産後フィットネスインストラクターとして、各地の産婦人科クリニックにて、妊娠中や産後、メノポーズ(更年期)の女性への運動指導・乳幼児と母親への育児支援などに従事。また、公益社団法人・誕生学協会認定“誕生学アドバイザー”として、幼児から大学生など幅広い年齢を対象に、いのちの授業「誕生学®」を届けている。

(2017年08月24日)