澤田貴美子のつながる“いのち”

第51回 『孫育てガイドブック』

 今年のゴールデンウィークは、9連休を過ごされた方も多かったようですね。 お仕事だった方も、お休みだった方も、お疲れさまでした!!

 夏日があったり、気温の変化も激しい上に、いつもと違った生活リズムを過ごしたダメージが出やすい連休明け。 みなさまいかがお過ごしでしょうか。

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 私は、近場の自然にたくさんふれる連休を過ごしました。 福井県の敦賀市で、「気比の松原」の松林をのんびり散策&浜辺で釣り。 岐阜県羽島市で、天然記念物に指定されている「竹鼻別院のフジ」を鑑賞。 岐阜県可児市の「鳩吹山」で低山ハイキング。 岐阜のマチュピチュとよばれる岐阜県揖斐川町の「天空の茶畑」で、新緑とウグイスの鳴き声に癒されリフレッシュ。 連休最終日には、愛知県江南市の曼荼羅寺公園の「江南藤まつり」で、ライトアップされたフジの数々を鑑賞。

 緑、緑、緑.....
フジ、フジ、フジ.....
といった感じの、自然のパワーをたくさん浴びたゴールデンウィークでした。

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 そして我が家の4人のこどもたち、それぞれがそれぞれに休日を満喫していたようです。なので、こどもたちと行ったあちこちの場所を懐かしみながら、このゴールデンウィークは、ほとんど夫婦ふたりでゆっくり過ごしました。

 「孫でも出来たら、それはそれで忙しくなるから、今は今で、わずかな穏やかな時間かもね」なーんて話したり...。

 我が家のこどもたちは、4人中3人が社会人。
その時はいつ来るのかなぁ...
もう、いつでもいいよねぇ...と夫婦で勝手にわくわくしているのですが、誰ひとりまだ結婚していないので、孫と過ごす連休を想像するには、かなり気が早いのですが...。それでも最近、同年代のまわりの方が、次々おじいちゃんやおばあちゃんになられていまして...。
 あぁ、そう遠いことでもないのかもしれないなぁ、なんて想像しているわけです。

 そんな中、祖父母となる世代のみなさんから、日々いろいろな声が聞こえてきます。

 「あまりにも自分の子育てしていた頃と違い過ぎて、どう関わったらいいのか、ちょっと躊躇しちゃうわ」

 「こちらからは、連絡しないようにしてるの。今の人たちって、そういうの嫌うでしょ?」

 う~~ん。

 そして、子育て中のママたちからは、こんな声が。

 「昔のやり方を、こうやるのが正しいこと!と強要されるのが、 すっごく苦痛!」

 「母に乳幼児期の子育てのことを聞いても、そんなこと、もう覚えてないわ~~、と本当に適当で、頼りにならなくてがっかりです」

 「離乳食を口移しであげるのはやめてほしい、と話したら、神経質すぎるわよ、って言われてカチ~ン!ときちゃいました」

 う~~ん。

 いつの時代も、世代間で様々なギャップが生じるものですが、お互いにこのギャップを少しでも解消して、お互いを尊重し合い、たすけあって、いのちを育んでいけたら...と心から願います。昔から伝承されている子育ての知恵の中で、わらべうたや、手遊びや、五感を磨くさまざまな遊び。赤ちゃんやこどもが安心出来る、おんぶや抱っこ。ずっとずっと消えることなく、次の世代へとつながっていってほしいもの。

 そんな反面、昔はよいことと思われていた子育ての知恵の中でも、さまざまな研究が進むにつれてわかってきた、変えていった方がよい、と考えられる数々もあります。

 子育て中の世代は、昔の子育てから大切なことを学んだり、祖父母世代は、昔の子育てから今の子育てへの変化を学んだりしながら、大切なことやものは残しつつ、現代社会での子育て事情に合った変化を受け入れていくこと。

 お互いを理解し敬いながら、大切ないのちをみんなで育てていけたら最高ですね。

 子育て中の世代にも、祖父母世代にも、お互いのために役に立つ冊子。
それが、祖父母手帳と呼ばれるものです。

 私の住む岐阜県では、「孫育てガイドブック」という祖父母手帳を発行しています。サブタイトルは
~孫でマゴマゴしたときに読む本~ですが、
この内容、どちらの世代にも、とても大切な内容が記されています。

 岐阜県内の市町村窓口や県庁子育て支援課で配布しており、送料は有料になりますが郵送も受け付けているそうです。
★この冊子についてのお問い合わせは、岐阜県庁子育て支援課〈058-272-8077〉へ

 県外の方も、ダウンロード版があります。ぜひご活用されてはいかがでしょうか。
ダウンロード版はこちらのサイトから↓

http://www.pref.gifu.lg.jp/kodomo/kekkon/kosodate/11236/magobook.data/maggoikkatsudl.pdf

 そして、他の地域でも、いろいろな祖父母手帳が発行されています。
私の育ったさいたま市でも!こちらは、「笑顔をつなぐ孫育て さいたま市祖父母手帳」

さいたま市各区役所の情報公開コーナー・支援課・保健センター、
各支所・市民の窓口、
生涯学習総合センター、
各公民館・図書館等々が配布窓口となっています。

市外の方向けダウンロード版はこちらから↓

http://www.city.saitama.jp/007/002/012/p044368_d/fil/sofubotechou.pdf

神奈川県横浜市では、「地域と家族の孫まご応援ブック」
ダウンロード版はこちらから↓

http://www.city.yokohama.lg.jp/kodomo/magobook2803.pdf

広島県では、「じぃじばぁばのための孫育て応援ブック」
ダウンロード版はこちらから↓

https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/126290.pdf

石川県では、公益社団法人いしかわ結婚・子育て支援財団さんが発行している
「いしかわ孫育てガイド」
ダウンロード版はこちらから↓

http://www.i-oyacomi.net/story/mago/img/mago.pdf

熊本県では、「子育てサポート・孫育て手帳」
市町村の児童福祉主管課や保健センターを中心に配布されているそうです。
ダウンロード版はこちらから↓

http://www.pref.kumamoto.jp/common/UploadFileOutput.ashx?c_id=3&id=14736&sub_id=1&flid=58266

そして、香川県三豊市発行の、「まごぼん」
こちら、表紙の写真がとても素敵なので、ぜひダウンロードしてみてください。
「元気に“まご育”するために、毎日の健康のために!シニア向けお手軽ストレッチ」というページまであり、とても内容盛りだくさんの冊子となっています。
ダウンロードはこちらから↓

http://www.kokoemi.jp/div/fellow/pdf/magobon.pdf

 続々と祖父母手帳の配布をする市町村が増えているようです。 鹿児島県の日置市でも、今年度から祖父母手帳の配布が開始、 産後ケア事業についての情報も添付されているそうです。

 産後ケアという言葉自体、祖父母世代には馴染みがない言葉ですので、 このような情報を祖父母手帳に添付することで、 産後ケアについても幅広い世代に広く知ってもらう機会にもなりますよね。

 ぜひ、いろいろな地域の祖父母手帳をご活用いただけたら幸いです。

 次回の『澤田貴美子のつながるいのち』をお楽しみに。

澤田貴美子(さわだきみこ) フリーの産前産後フィットネスインストラクターとして、各地の産婦人科クリニックにて、妊娠中や産後、メノポーズ(更年期)の女性への運動指導・乳幼児と母親への育児支援などに従事。また、公益社団法人・誕生学協会認定“誕生学アドバイザー”として、幼児から大学生など幅広い年齢を対象に、いのちの授業「誕生学®」を届けている。

(2017年05月11日)