神野三枝の”元気をあげる!”

お中元、お歳暮、年賀状などがとても面倒でやめたいんですが・・・

 旦那の会社関係や知り合いなどに、毎年お中元、お歳暮、年賀状など小まめに贈りものをしていましたが、そろそろめんどくさくなってきて、やめたいです。ただ、それで冷遇されたり、関係が悪くなったりするのが怖いです。神野さん、アドバイスをください。(のり 40歳)

 私が番組のディレクターにお中元とお歳暮を贈るのをやめたのは、相手に負担をかけるのが心苦しかったからです。そもそもその行為自体、職場の目上の方から「使ってもらっている身なんだからお中元・お歳暮は当然しろ」と強制されて始めたことだったのですが、私が送ると若いディレクターも気を遣って私に同額のお品を送ってくださるのでした。お互いの関係は仕事で信頼し合っている仲で、物を贈り合わなくても良い仕事をしていればその信頼関係は崩れることはないのに、形式上の儀式として贈り合わなきゃいけないような状態になっていました。私にはそれが非常に無駄に思えましたし、相手に余計なお金を使わせることが心苦しくて仕方ありませんでした。そこで何年か経った頃、相手に正直な気持ちを伝えてみたのです。すると相手も同じことを考えていて、両者合意のもと儀式は終了しました。

 大事なのは「風習が大切」ではなく「人が大切」ということだと思うのです。大切な人だから感謝の気持ちを伝えたくて自然にお中元やお歳暮を贈りたくなる場合もあるでしょうし、大切な人だからこそ逆に負担をかけたくなくて風習にとらわれないという考えもありだと私は思います。基準は「自分の大切な人のために、自分がすべきことは何か?」だと思うのです。大切じゃない相手なら論外です。スパッとやめてしまいましょう。

 ご質問にあるご主人の仕事の上司に贈るか贈らないか?この場合、自分にとって大切な人は「上司」ではなく「ご主人」です。大切なご主人のためにご自分がすべきことは?ご主人の考えに従うのが正解なのではないでしょうか。しかしご主人にとって上司が大切でも何でもなく、ただ儀式にとらわれているだけならスパッとやめてしまいましょう。今時、お中元・お歳暮の有無で部下の人事評価を上げ下げする上司など、ひどい時代遅れです。

 昔こんなことがありました。目上の方のお宅にお歳暮をお送りし、年明けにそのお宅に新年のご挨拶に伺いました。帰り際、山のように積んであるお歳暮の山の中から、「大したものじゃないと思うけど、よかったらこれ持って行って」とお土産にくださったソレは、我が家からお送りしたお歳暮でした。こちらが気にするほど、あちらはさほど気にしてくださっていないものなのかもしれませんよ(笑)。

 さあ、今日も元気を出して、お幸せに!

(2017年05月01日)