小倉京子の「子育てにも“コツ”ってあるんです」

第22回 『夏休み、イライラしやすいですね! その1』

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金魚すくいの季節ですね♪

 夏休みに入りましたね。

 さぁみなさん、子どもを見るたびにイライラしていませんか?

 私も以前はよく言っていました「うわぁ、魔の夏休みがやってきたぁ・・・」って(笑)。毎日お弁当を作らなくてはいけないし、夏休みの宿題などでイライラすることは増えるしで、私にとっては大変な一か月半の始まりと感じていたものでした。

■何にイライラしているのでしょう?

 夏休み中の子どもを見ていて、親が何にイライラしているのか、1つずつ拾ってみましょう。

 ・朝遅くまで寝ている
 ・いつまでもパジャマ姿でだらだらしている
 ・家にずっといるのにお手伝いを何もしない
 ・暇そうなのに宿題をやろうとしない

 おそらくもっとたくさんのことにイライラしていると思いますが、だれにでも共通することはこんなことでしょうか。

■親にどんな影響があるのか?

 さてこれらの子どもの行動をみてなぜイライラするのか?について考えたこと、ありますか?

 腹が立つ理由として、親が困るから、親に迷惑がかかるからだという場合があります。まずその観点でみていきましょう。

 親がイライラする子どもの行動は、具体的に親にどんな影響があるのでしょうか?

<親への具体的な影響>

 ●朝遅くまで寝ている

 ・朝食の時間には起きてこなくて、作った朝ごはんが無駄になる
 ・お皿の片付けが進まない
 ・寝ている子を起こすとかわいそうと思って、部屋の掃除ができない

 ●いつまでもパジャマ姿でだらだらしている

 ・パジャマを洗濯できない
 ・突然の来客時に、私(親)が恥ずかしい思いをする

 ●家にずっといるのにお手伝いを何もしない

 ・夏休みは母親の家事が増えているので、減らなくて大変

 ●暇そうなのに宿題をやろうとしない

 ・夏休みの最後になって宿題がたくさん残っていると、お付き合いさせられる

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 これらは例ですので、どんな影響があるのかはもちろん人によって違ってきます。
親の方針・考え方・生活スタイルなどによってそれぞれに違うわけです。
直接的にすぐに影響があるものもあれば、将来的にそうなる可能性として影響があるものもあるでしょう。

 一方、実は親に具体的な影響がなさそうだ、と思った方もいるでしょう。
子どもがそうすることで親が困るわけではないのだけれど、でもイライラするというケースです。

<親に具体的な影響がないケース>

 ●朝遅くまで寝ている

  朝食が終わった人の分だけ先にお皿を片づけてしまうし、
  掃除も寝ていようが関係なく掃除機をかけてしまうから、
  家事への影響はぜんぜんない。
  ただ、だらだらとした生活を送っているのが腹が立つ。
  新学期が始まったら生活のペースを戻すのが大変になるのに、とも思う。

 ●いつまでもパジャマ姿でだらだらしている

  突然の来客時に恥ずかしい思いをするのは私じゃなくて子ども。
  でも締まりのない生活をしているのがやっぱり許せない。

 ●家にずっといるのにお手伝いを何もしない

  お手伝いをしてくれなくても自分で家事はやるから大丈夫で、特に困らない。
  でも、それくらい子どもはやるものだと思っているし、
  ほかの家庭ではみんななんらかのお手伝いはしているのに
  うちの子はやらないからイライラする。

 ●暇そうなのに宿題をやろうとしない

  本当はやらなくて困るのは子どもだとわかっている。
  わかっているからこそ子どものために早めに声を掛けているのに、
  いつも結局最後は大変になっているから、ほらみたことかと腹が立ってくる。

 これらの例のように、子どものためを思って言ってあげたのに、その通りにしないから腹が立ったり、常識的なことから外れたことをするのでイライラしたりすることもあるでしょう。

■同じ行動でも人によって感じ方は違う

 それぞれ人によって考え方・価値観が違うので、同じ子どもの行動を見ても親によって影響があるかないかもそれぞれ違うのです。だから、子どものこういう行動にはこんな言葉かけを!という固定的な子育て手法にはならないのです。

 ご自身ならどうか? を1つ1つ考えてみてください。

子どもの言動を見聞きしてイライラする気持ちが起こった
   ↓
子どものどんな行動にイライラしたか?
   ↓
その行動は自分(親)に具体的に影響があるか?

 自分が困るような影響を受けるからイライラするのか、特に影響があるわけではないけれどイライラするのか、毎回イライラするたびにこの視点で掘り下げてみてください。

 イライラを減らそうと思ったら、子どもがその行動をしなくなればあなたのイライラは減ります。行動を変えてくれるように子どもに接していく時、親に影響があるかないかによって取る対応方法が変わります。ですから明確にしていく必要があるのです。

 次回は、親に具体的な影響があるケースの対応方法についてまずお話します。更にその次の回では影響がないケースについて書きますね。

 では、次回をお楽しみに。

小倉京子(おぐらきょうこ) 親業訓練協会認定インストラクター。自身の育児経験(3児の母)を生かしつつ、「親業」のスキルをベースに、あたたかい親子関係をつくっていくポイントをわかりやすくお伝えしていきます。 ブログ:http://ameblo.jp/hotto-mama/ HP:http://instructorkyokoogu.wix.com/peaceful-commu ご感想・ご質問:instructor_kyoko_ogura★oyagyo.or.jpまで。(★を@に変えて送信してください) http://ameblo.jp/hotto-mama/ http://instructorkyokoogu.wix.com/peaceful-commu

(2016年07月22日)