神野三枝の”元気をあげる!”

周囲や親からの「結婚」攻撃、どうすればいいのでしょうか

 周囲や親から「まだ結婚しないのか」「早く結婚したら」「お見合いしろ」攻撃がすごいです。今のところ、相手もいなければその気もなし。どう説得すればいいか困っています。(あっきー 38歳)

 私はあっきーさん親子と逆のケースでした。最初の結婚に散々苦労した末、ようやく離婚した母は当時42歳。18歳の私が心の支えになり、すべての愛情を母に注いだとしても、女の幸せの部分までは娘では与えることはできません。このまま一生独り身でいるにはまだ若い。母の長すぎる先の人生は、娘の私から見て、とても心配でした。誰かと寄り添いあって穏やかな人生を生きて欲しいと強く思いました。

 私は母に再婚を勧めました。もうこりごりだと言っていたものの、私があまりにも説得するので仕方なしに、結婚相談所に登録したり、知り合いから紹介していただいた男性に会ったりしてくれました。うちの場合、母が娘で、娘の私が母親のような役目をしていたのです。そうして出会ったのが私の2番目の父親です。悪い人ではないし、経済的にも心配のない、事業を成功させた立派な人でした。

 間もなく結婚式という時に母が言った言葉が今でも忘れられません。「素晴らしい人だと思うし、良い人だと思うけれど、どうしても好きという感情が湧かないの・・・」そんな母に「結婚すれば、だんだん大事な人に思えてくるって。愛って育てるものでしょ」と言った私。
しかし私の言葉は、今思えば、自分が抱えている心配を手放したいだけの、責任逃れだったような気がします。

 結果、愛は無理に作れるものではなく、愛情が湧かないには湧かないだけの理由があった結婚でした。そして母は短い結婚生活にピリオドを打ったのです。

 周りが心配のあまり結婚を急(せ)かせても、そこに幸せの確約など全く存在しないのです。

 ご両親が結婚をして欲しいと願うのは、私が母に対してそうだったように、娘の長い人生に、心の拠り所がいないことが心配だからです。そして、その心配を自分たちが抱えているのが気がかりだからです。

 母は、のちに54歳の時に再び結婚をしました。心から添い遂げたいと思った相手だから、結婚をしたいと自分から私に報告をしてきました。

 「早く結婚しなさい」と催促してくる皆様へ。
急かされてする結婚に、幸せの確約など全く存在しません。

 さあ、今日も元気を出して、お幸せに!

(2016年05月16日)