澤田貴美子のつながる“いのち”

第27回 『月経を嬉しく迎えられるための準備』

 5月に入り、日中は夏のように暑い日も増えてきましたね。
ゴールデンウイークも終わり数日経ち、そろそろ通常運転のペースをつかみかけている時期ではないでしょうか。

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 8日の日曜日は、母の日でしたね。
すべてのいのちは、子宮で始まり、子宮で育ち、子宮からうまれてきます。今日は、そんな子宮で起こる「月経」についてのイメージについてのコラムです。

 女性にとって、長いお付き合いになる「月経」。
みなさんは、どんなイメージをお持ちですか?

 毎月やってくる「月経」。普段は、「生理」と呼ばれることがほとんどですね。産後女性とお話しをしていると、「今は、生理がなくて楽。このままなくてもいいくらい」という会話が多く聞かれます。女性にとっては、少し憂鬱なもの、気が重いもの、という意識が強いですものね。ですから、どちらかと言えば、プラスのイメージというより、マイナスのイメージなのではないでしょうか。

 私自身も、初めて「月経」を迎えた時に母が赤飯を用意してくれた日、とても微妙な気持ちでした。「別に嬉しいものではないのに、なんでお祝い??」正直とても不思議に思った記憶があります。

 でも・・・
「月経」の意味や仕組みをきちんと理解した時、子宮の持つ力の素晴らしさに感動しました。
あんなにつらいと感じた「月経痛」も、薬を飲む以外にも、軽減出来る方法がいろいろあったなんて。これは、大人になってからの話です。もっともっと早くに知っておきたかった!と感じました。

 「月経」についてのイメージを肯定的に持って、初めての「月経」、(初潮)を迎えることができたら、もっともっと自分のからだを、自分自身を愛おしく感じることが出来るはず。

 そんな想いで、
公益社団法人 誕生学協会のプログラム『母と娘のための月経教室』 をお伝えしています。

 受講してくれた女の子たちから、感想をきかせていただく度に、月経についてのイメージが変わるって、本当にすごいな、と感じます。

 「私にはいつやってくるのかな。お話をきく前は、そんなもの来なくていいのに、と思ってました。すごく嫌だなって。でも、ちょっと楽しみになった!」

 こんな感想をいただくと、
「あぁ、やっぱりイメージって大事だなぁ」と実感するのです。

 嫌なことだよ。大変なことだよ。とてもつらいよ。

と聞かされる「月経」。

 すてきなことだよ。必要なことだよ。子宮って、女性のからだのしくみってすごいんだよ。

と聞かされて迎える「月経」。

 ずいぶんとイメージが変わるのではないでしょうか。

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 思えば、私の母もきっと、伝え方がわからなかっただけ。「月経」を嬉しく、楽しみに迎えるための準備を学ぶ機会なんて、きっとなかったでしょうから・・・。

 女性にとって、長い長いお付き合いになる「月経」。子宮にとって、欠かせないもの。だからこそ、その素晴らしさを知り、プラスのイメージで迎えられる準備を学べる機会が、もっともっと増えたら良いのにな、と節に願います。

 どうか、すべての女性が、月経を嬉しく迎えられますように・・・。

 次回の『澤田貴美子のつながるいのち』をお楽しみに。

澤田貴美子(さわだきみこ) フリーの産前産後フィットネスインストラクターとして、各地の産婦人科クリニックにて、妊娠中や産後、メノポーズ(更年期)の女性への運動指導・乳幼児と母親への育児支援などに従事。また、公益社団法人・誕生学協会認定“誕生学アドバイザー”として、幼児から大学生など幅広い年齢を対象に、いのちの授業「誕生学®」を届けている。

(2016年05月12日)