オピ・リーナ opi-rina
menu
オピ・リーナ opi-rina
神野三枝の「誰ともかぶらない大人のおもてなし」
神野三枝の「誰ともかぶらない大人のおもてなし」

第24回 『山本佐太郎商店の大地のおやつ』

 過去に私は、手土産で大失敗をした経験があります。あれは、まだ小学生のお子さんが2人いるお宅に遊びに行かせていただいた時の事でした。私はいかにも子供が喜びそうな、甘くてカラフルで派手なお菓子を手土産に選びました。子供達に手渡すと、お礼を言いながらお母さんがキッチンへ持って行かれました。ところが一向にそのお菓子が出てくる様子がないのです。子供達は「お菓子!お菓子!」と騒いでいるのですが、食べさせる気配がありません・・・。  あとで知ったのですが、子供達にはアレルギーがあり、私が差し上げたお菓子は、子供達が食べてはいけない成分が入っていたのでした。申し訳ない事をしてしまいました。配慮が足りませんでした。それ以来、私は食べ物をお持ちする時には、その方やご家族のアレルギーをリサーチして、品物選びをするようになりました。  余談になりますが、当時私は自分自身にアレルギーがあると知りませんでしたので、食物アレルギーに対して知識もなければ、気にも留めませんでした。ところが、あの手土産失敗事件からしばらくして、アナフィラキシーによる大変な事態が我が身に起こり、自分に甲殻類のアレルギーがある事が判ったのです。食物アレルギーは場合によっては命をも落とす事もある恐ろしいもの。不用意にお持ちした手土産で、そのような事態を招いてしまうなど想像しただけで、怖くなります。
写真
 世の中には、見栄えにインパクトのある美味しそうなお菓子はたくさんありますが、それらが必ずしも先様に喜ばれるとは限りません。大人なら、先様のお体を気遣ったおもてなしの心が必要だと考えます。どの方に差し上げても、安心して召し上がっていただけるもの。それは材料へのこだわりが感じられるものではないでしょうか。  そこで今回ご紹介するのが、先様に安心して召し上がっていただける、体に優しい厳選した素材を使用したおやつ、その名も「大地のおやつ」です。  明治9年創業、岐阜で140年以上の歴史を持つ油問屋「山本佐太郎商店」の4代目山本慎一郎さんと和菓子職人「まっちん」こと町野仁英(まちのきみひで)さんが、大地を感じる体に優しいおやつを作りたいという熱い想いのコラボレーションにより誕生したお菓子シリーズです。
写真
左:「山本佐太郎商店」の4代目山本慎一郎さん 右:和菓子職人「まっちん」こと町野仁英さん
 お2人がめざすのは、30年後のおやつ作り。30年後の未来でも、変わらず安心して気楽に食べていただけるもの。2012年「大地のかりんとう」と名付けたかりんとうからスタートした「大地のおやつシリーズ」は、上質なさつま芋を皮ごと米油で揚げた芋かりんとう「おいも泥棒」、大豆おから入りの生地を菜種油で揚げたおからかりんとう「うのはな日和」、米粉の巻きせんべい「まるける」を始め、毎年新しいおやつを誕生。
写真
 こだわりの材料は、北海道十勝産小麦を丸ごと石臼で丁寧に挽いた石臼挽き小麦全粒粉、平飼いの自由な環境のでのびのびと飼育された岐阜の鶏の卵、純国産米油、ビタミンとミネラルが豊富な化学精製されていない粗糖。余計なものを使わず、質の良い、安心安全な材料だけを使用して作る事に魂を込めた逸品です。  さらには、パッケージ選びにもこだわり、添加物を使用せずに4ヵ月も日持ちさせることができ、特に夏に発生しやすい油の匂いを防ぐためアルミの袋を導入し、パッケージのイラストは、絵本作家田槙奈緒さんの書き下ろし。そのデザインから伝わるぬくもりと素朴さは、商品が一番伝えたい安心を巧みに表現しています。
写真
 大地のおやつシリーズは、先様を想う優しさと気遣いを、丸ごとお届けできるおもてなしです。お二人がめざす30年後のおやつとは、つまりそのおやつを食べていた子供が、30年経って父となり母となった時に、自分の子供に食べさせたいおやつという意味なのでしょう。世代と時代を越えて安心を提供できるおやつ。それが「大地のおやつ」なのです。  さて、24回にわたりご紹介させていただいた「誰ともかぶらない 大人のおもてなし」いかがでしたでしょうか。次回からは、私が今まで出会った人との繋がりや、経験を生かしたアドバイスを行う“元気になれる”コラムを執筆予定です。みなさまのお悩みや相談ごと、お待ちしております。引き続き、ご愛読いただけましたら幸いです。
 

(2016年03月21日)

神野三枝コラム

澤田貴美子コラム

Today's Fotune 今日の占い

Mail Magazine 登録無料

下記フォームより
メールアドレスの登録を行ってください

> 登録 >>メルマガについて
ページトップに戻る