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澤田貴美子の「つながる“いのち”」
澤田貴美子の「つながる“いのち”」

第14回 『うまれてきた意味、今を生きている意味』

 慌ただしく過ぎていく毎日の中で、
ふと、立ちどまり考えることがあります。

 人って、それぞれにうまれてきたことに何かしら意味がある。
そして、
今を生きていること、正確にいえば、
今こうして生かされていることには何かしら意味があるのではないかということを。

 そう感じる理由は、出逢った方たちからそれを教えてもらったからです。

 毎日毎日出逢う、
赤ちゃんたち、子どもたち、妊婦さんたち、お母さんたち・・・。
当たり前のことですが、
ひとりひとりお顔が違うように、ひとりひとりがその人そのもの。

 大好きな言葉があります。

 大正末期から昭和初期にかけて活躍した詩人、
金子みすゞさんの詩の一部にある

 「みんなちがってみんないい」という言葉。

 ノートルダム清心学園の理事長、
渡辺和子さんの著書にある

 「置かれた場所で咲きなさい」という言葉。

 誰かと比べることなんて必要なくて、ひとりひとりが宝物で、
うまれてきたことに、それぞれ意味があり、
今を生きていることにも、それぞれのお役目があるのですね。

写真

 先日、友人の描いた絵を鑑賞させてもらいました。
(掲載の承諾をいただいたので、掲載させていただきます!)
私は、小さい頃から絵が苦手。だから本当に尊敬の念です。
喫茶店のギャラリーでの展示だったのですが、
この絵を目にして、心がほんわかとあったか~くなったお客さんがきっといるはず。
彼女が趣味で描いている絵で、誰かの心が温まる。
素敵なお役目だなぁと思うのです。

 
写真

 そして、ある友人はパン作りが上手。
お仕事ではありません。趣味でパンを焼いています。
何度かごちそうになりましたが、本当にプロ並みのおいしさで心も癒されます。
不器用な私には、こんなに上手に作れません。だから本当に尊敬の念です。
彼女が趣味で焼くパンで、誰かの心が癒される。
素敵なお役目だなぁと思うのです。

 
写真

 デザートも手作り。
愛する子どもたちのために、せっせと頑張るその姿。
愛がいっぱいです。
そんな母の愛が、子どもたちに、きっと届いているはず。

 あるお母さんが、こうおっしゃっていました。
「私には、何もないんです。ただ毎日子育てをしているだけ・・・」と。
いのちをうみ、そのいのちを育てる。
そしてそのいのちが、またいのちを繋いでいくかもしれない。
「子育て」っていのちのバトンを繋ぐこと。
それだけでも、素敵なお役目だなぁと思うのです。

 以前、あるスポーツ教室のクラスを担当させていただいた時、
出逢った70代の方がこんなお話をしてくださいました。

 「60歳を過ぎてから、
やっと自分がやりたいことや自分のやるべきことを見つけたの。
人生はいのちが消えるその時まで、勉強なのよね」と。

 何のためにうまれてきたのか、
何のために生きているのか、
自分に出来ることは何なのか。

 それを探し続けることが、生きるということなのかもしれませんね。
すごいチカラを使っておなかの中で成長し、
すごいチカラを使ってうまれてきたわたしたち。

 うまれてきたいのち、うまれることが出来なかったいのち。
今を生きるいのち、消えてしまったいのち。
どんないのちも、
すべてのいのちには、意味がある。

 だから今日も、空を見上げて頑張ろうと思います。

 次回の『澤田貴美子のつながるいのち』をお楽しみに。

(2015年10月22日)

澤田貴美子

澤田貴美子(さわだきみこ)

フリーの産前産後フィットネスインストラクターとして、各地の産婦人科クリニックにて、妊娠中や産後、メノポーズ(更年期)の女性への運動指導・乳幼児と母親への育児支援などに従事。また、公益社団法人・誕生学協会認定“誕生学アドバイザー”として、幼児から大学生など幅広い年齢を対象に、いのちの授業「誕生学®」を届けている。

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