澤田貴美子のつながる“いのち”

第13回 『子どもたちの輝く瞳』

 このコラムを担当させていただいてから、はや半年が過ぎました。
つたないコラムをお読みいただき、ありがとうございます。

今日は、『誕生学®』を聴いてくれた親子さんのエピソードをお届けしたいと思います。

そもそも・・・このコラムを読んでいただいて、
「誕生学®って何??」
と思っていただいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

笑い話になりますが・・・
「占いですか?」
と聞かれたこともあります。
それも、一度や二度ではなく、複数回・・・。

そこで、改めて誕生学®について、紹介させてください。
このコラムの第1回でも紹介させていただきましたが、

『誕生学®』とは・・・
未就学児、小学生、中学生、高校生、大学生及び成人への、それぞれの年齢を対象に、「妊娠出産といのちの大切さに関する知識の教授」とされているプログラムです。
解剖学や避妊教育中心の性教育ではなく、自分の生命力や誕生してきた奇跡を再確認し、自尊感情を高めることを目的にしています。

みなさんは、お子さんからこんな質問をされた時、どう答えますか?

小学校で講演することもしばしば。中央は澤田氏
小学校で講演することもしばしば。中央は澤田氏

「赤ちゃんって、どうやってうまれるの?」

5歳の子どもの80%がこう質問するともいわれています。
きちんと答えられるか、自信がないという方も多いのではないでしょうか。無理はありませんよね。
「このことを正しく教えてもらう機会があった」という保護者の方は、少ないのではないかと思います。
そう、保護者の方自身が知る機会さえなかったことを、どんな言葉で伝えたらよいのか悩むのは当然です。

学校へ伺うスクールプログラムと違って、誕生学サロンとして開催している講座にご参加いただく方の中で、
「どう説明したらよいのかわからず悩んでいて、この講座に参加しました」
とお話しされる方がとても多いです。

そんな中で、『幼児と低学年のための誕生学®』を開催した時のこと。
男の子。元気いっぱいです。
じっとお話を聴いてくれる子もいれば、うろうろと歩き出す子もいます。

講座の帰り際の、お母さんからの言葉。
「全然集中してないし、うろうろするし・・・。まだ早かったんでしょうか、この話」
そうお話しされていました。

そして、それからしばらく経ったある日のこと。
「テレビで出産シーンがあって、何気なくそれをみていたら、突然あの日の誕生学®での内容を話し始めたんです。あの日、ちゃんときいていたんですね。びっくりです。しかも、ちゃんと覚えていたのでさらにびっくりです」
というメールが・・・。

熱心に聞き入る保護者や子どもたち
熱心に聞き入る保護者や子どもたち

子どもって、本当にスゴイです。
うろうろしてたって、集中してないように見えたって、ちゃんとちゃんと大切なことには心を傾けてくれているのです。

誕生学®スクールプログラムでも、同様です。
子どもたちは、ちゃんとちゃんと、受け止めてくれる大きな器を持っているのです。

“いのちのはなし”を伝える時、私は正面から子どもたちの輝く瞳、まっすぐなまなざしを、まぶしく感じます。

「どんな力を使って、おなかの中で成長してきたのか」
「どんな力を使って、どうやってうまれてきたのか」
子どもたちは知りたいのだと思います。

「生まれてきたことが嬉しくなると、未来が楽しくなる」

そして、自分のいのちってスゴイ!と、自分自身を大切にする気持ちも育ちやすくなるのではないでしょうか。

子どもたちの輝く瞳が、いつまでも希望で満ち溢れるよう、
これからもこのプログラムを届けていきたいと思います。

次回の『澤田貴美子のつながるいのち』をお楽しみに。

澤田貴美子(さわだきみこ) フリーの産前産後フィットネスインストラクターとして、各地の産婦人科クリニックにて、妊娠中や産後、メノポーズ(更年期)の女性への運動指導・乳幼児と母親への育児支援などに従事。また、公益社団法人・誕生学協会認定“誕生学アドバイザー”として、幼児から大学生など幅広い年齢を対象に、いのちの授業「誕生学®」を届けている。

(2015年10月08日)