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澤田貴美子の「つながる“いのち”」
澤田貴美子の「つながる“いのち”」

第10回 『産後クライシス&より良いパートナーシップを築く(4)』

 前回まで3回にわたり、このテーマでお届けしてきました。

前回のコラムで「自分から変わる努力」というキーワードをお届けしたところ・・・

「夫は分かってくれない!と、ずっと夫のせいにばかりしてきました。自分が変わるということを考えてみたら、少し関係性が変わってきた気がします」
とのお言葉をいただいたり、コラムを読んで、ご自分と向き合う時間を作っていただけたことを嬉しく感じました。

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もちろん、男性に『産後女性のこころとからだ』についての理解を深めてもらえるよう、社会でも今後いろいろな取り組みがされていくことが望まれますし、産後ケアに関しても、日本では相当足りていない部分があるということを日々実感しています。望まれる改善点をあげたら、きりがないくらいです。

そんな社会情勢のなかでも、子育ては日々目の前にあります。待ってくれることなく、日々は流れていきます。まずは、目の前にあることの中で、出来ることから変えていくしかないのです。

パートナーとの関係でも、親子の関係でも共通する、自分に出来ること。これはやはり、
「自分のこころとからだを整えるということ」
なのではないでしょうか。

「自分が穏やかな気持ちの時は、相手にもやさしい気持ちがかけられるんですよね」
たくさんの方から、この言葉を聞いてきました。私自身も、とても共感できるものがあります。

「今日は、楽しかったな~」という気分の時には、やはり、イライラする気持ちは小さくなりますよね。いつもなら、イラッときてしまうこともそう感じなかったり、伝える言葉もやわらかくなったりしませんか。
「からだがしんどいな・・・」と感じている時には、いつも出来ていることも、つらく感じて、その上に気持ちも落ちてきやすいものですよね。

そこを整えることで、変わってくることがたくさんあるということを、先日も実感しました。

「ちょっとからだを動かして、今日はすっきりしたな~!と思っていた日、帰宅した夫にも自然とやさしい言葉がかけられました。
『せっかくお友達に誘われたんだから、今度の休みはゴルフに行ってきたら?』とすんなり言えて・・・。
そのゴルフの後、夫もとてもすっきりしたらしくて、今度は夫からも、育児の日々を理解してくれる共感の言葉や、今まで以上の協力が返ってきたんです。
このまま距離が離れていってしまうのかな・・・?とさえ思っていた時期もありましたが、自分が変わるように心掛けてみるようにしてから、関係性が良くなりました」

と、これは実際のママのからの体験談です。

パートナーに何かを伝える時、わかってほしい時、やはり“言葉選び”もとても大切なのではないでしょうか。

「もっと手伝ってよ」
「みんなどこのお父さんだってやってるよ」
「二人の子どもなんだから、二人で育てるのが当然じゃない!」

確かにその通りです!
ただ、この言葉のままぶつけ続けても、伝わらないかもしれませんね。
(もちろん、自分の気持ちをぶつけることは大切です。我慢しなくてはいけないというわけではありません)

どんな言葉で伝えたら伝わるかな?と考えられる自分になるには、こころとからだに余裕が必要だと思うのです。

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そして、大切な話を伝える時には、環境作りも必要。
空腹時は避けましょうね。イライラがヒートアップしてしまいますから・・・。
ちなみにこれは、思春期の子育て期にも共通します。
大切な話は、お腹が満たされている時に。

「自分のこころとからだを整える」
そのための方法は、人それぞれですよね。
お家でこれをする、という方もいらっしゃれば、それがどこかの場所へ出向くこと、という方もいらっしゃると思います。
そしてそんな場所が社会の中でたくさん作られていくよう、今後の産後ケアの広がりにも期待したいですね。

それぞれが、それぞれの方法でご自分のこころとからだを整え、より良いパートナーシップが築けるよう心から願っています。

次回の『澤田貴美子のつながるいのち』をお楽しみに。

(2015年08月27日)

澤田貴美子

澤田貴美子(さわだきみこ)

フリーの産前産後フィットネスインストラクターとして、各地の産婦人科クリニックにて、妊娠中や産後、メノポーズ(更年期)の女性への運動指導・乳幼児と母親への育児支援などに従事。また、公益社団法人・誕生学協会認定“誕生学アドバイザー”として、幼児から大学生など幅広い年齢を対象に、いのちの授業「誕生学®」を届けている。

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