澤田貴美子のつながる“いのち”

第9回 『産後クライシス&より良いパートナーシップを築く(3)』

 産後は、パートナーとの距離が今まで以上にぐっと近くなれるチャンスの時期でもあり、お二人の関係を見直すチャンス。前回は、そんなお話をお届けしました。

 産後はまさに、ピンチがチャンス!なんですよね。

産後は特にイライラしがち・・・
産後は特にイライラしがち・・・

 「あんなに大好きで結婚した相手だったのに、夫とこの先一緒に生きていく自信がなくなってしまったんです」

 「育児には休みがないと言ったって、毎日家にいればいいんだから、休みみたいなもんじゃないの?と言われて、もう何も言い返したくなくなりました」

 「自分の子どもなんだから、育児を手伝うのは当たり前だし、家事を手伝うのも当たり前なのに、ありがとうって言わなきゃいけないなんて、納得いかないんです」

 今まで出逢ったたくさんの産後ママから、耳にしてきたリアルな本音の言葉です。

 産後はココロとカラダのバランスが不安定な時期だからこそ、毎日毎日の積み重ねの中で、不安や不満も積み重なっていってしまうことが少なくありません。

 そんな中で、ピンチをチャンスに変え、産後のピンチを乗り切ったママたちからのエピソードの中で、学ばせていただいたキーワードがあります。

 「まずは、自分から変わる努力をしてみました」 「夫に対して、ただただ感情をぶつけるだけでは解決しないのだな、と気付きました」

 相手に自分の気持ちを理解してもらうためには、こちら側からあれこれ感情をぶつけ、求めてるだけでは、なかなか本質を理解してもらいにくいかもしれませんね。 そして、もっとこうしてくれたらいいのに・・・と行動の改善を願う時には、どのタイミングで、どのように伝えたら、ベストなのでしょうか。

子育ても協力しましょう♪
子育ても協力しましょう♪

 パートナーとのピンチをチャンスに変えた産後ママたちのお話をきいていると、このキーワードから、ふと思う事があります。

 夫に対してに限らず、自分自身の親や、義理の両親との関係、そして友人や職場の人との関わり・・・

 人間関係全てにおいて、共通するキーワードではないでしょうか。

 もちろん、わが子とのかかわりの中でも・・・!!

 自分から変わる努力って?  パートナーに対して、ただただ感情をぶつけるだけではない解決法って?

 みなさんなら、どう思われますか?

 次回の『澤田貴美子のつながるいのち』をお楽しみに。

澤田貴美子(さわだきみこ) フリーの産前産後フィットネスインストラクターとして、各地の産婦人科クリニックにて、妊娠中や産後、メノポーズ(更年期)の女性への運動指導・乳幼児と母親への育児支援などに従事。また、公益社団法人・誕生学協会認定“誕生学アドバイザー”として、幼児から大学生など幅広い年齢を対象に、いのちの授業「誕生学®」を届けている。

(2015年08月13日)