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澤田貴美子の「つながる“いのち”」
澤田貴美子の「つながる“いのち”」

第7回 『産後クライシス&より良いパートナーシップを築く(1)』

 ここ数年、あちこちで耳にする「産後クライシス」、ご存じの方も多いのではないでしょうか。産後クライシスとは、出産の後2年以内に、夫婦の仲が急激に冷え込み、悪化する現象のことを定義として示されています。日頃、産後教室でたくさんの産後ママたちとお話をしていると、この話題、かなり共通の話題としてでてきます。

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 妊娠・出産に伴って、女性に起きる様々な変化。身体の変化はもちろんのこと、精神的にも大きな負担が伴います。産後にまず一番変化するのは、生活パターンですよね。自分の時間で1日が回る毎日から、赤ちゃんの時間で1日が回る毎日への変化。
例えば・・・
食事しようかな~→赤ちゃんが泣く→あやす、授乳する→忘れた頃に食事。
ちょっと寝ようかな~→赤ちゃんが泣く→あやす、授乳する→睡眠不足。
それが24時間、休みなし。

 加えて、ホルモンバランスに大きな変化が起こります。そのため、悲しくなったり、イライラしたり、感情の起伏が激しくなる傾向があると言われています。 「何ってことないんだけど、夫に対してイライラするの~!」
というママたちの声も少なくありません。
「夫、手がかかります。赤ちゃんに手がかかるのは仕方ない。でも、大人なんだから、せめて自分の事は自分でやってほしい。夫に手がかかるのが負担です」
という声もたくさん聞いてきました。
「夫にイライラ・・・そんな自分が、自分でも嫌になります」
そんなつぶやきも、あちこちで聞かれます。

 う~ん・・・なんだかこのままでは、もったいない!!
だって、産後なんですもの!いろいろな変化が起きて当然だと思うのです。だから、まずはこの状況が決して悪いわけではない、と考えてみませんか?この変化の時期は、むしろチャンス。今こそ、夫婦としての土台作り、家族としての土台作り、足場を固めるチャンスだと、私は捉えています。

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 まずは、妊娠中の方は、今のうちから、
「産後には、このような変化が起きるらしい」ということを、パートナーに伝えておくことをおすすめします。
「でも、当たり前のことらしいの。小さなことで怒ってしまっても、産後のせいなんだと理解してね」
と、産後の変化への認識をもってもらえる準備ができるといいですよね。

 そして、産後の方。
毎日毎日、本当にお疲れさまです。身体的にも、精神的にもいろいろな変化が起こるこの時期。今、いちばん優先にしていることは、何ですか?産後教室でこの質問をしてみると・・・

1.赤ちゃんのお世話
2.家事
あ、3.夫のことって感じですという方、多いです。

 そうですよね、目の前の赤ちゃんのお世話、確かに最優先になりますよね。
ここで、ちょっと優先度を上げてみたらどうかな?というご提案です。
「夫と会話する時間」増やしてみませんか?

 パートナーとのより良いパートナーシップを築くための基本は、『会話』ではないでしょうか。

 次回は、この優先度を上げてみたことによって、夫婦関係がとても大きく変化したという、産後ママたちのエピソードをお届けします。

 次回の『澤田貴美子のつながるいのち』をお楽しみに。

(2015年07月09日)

澤田貴美子

澤田貴美子(さわだきみこ)

フリーの産前産後フィットネスインストラクターとして、各地の産婦人科クリニックにて、妊娠中や産後、メノポーズ(更年期)の女性への運動指導・乳幼児と母親への育児支援などに従事。また、公益社団法人・誕生学協会認定“誕生学アドバイザー”として、幼児から大学生など幅広い年齢を対象に、いのちの授業「誕生学®」を届けている。

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