ホウレンソウとカキの中華炒め
出盛りの食材どうしの組み合わせ。炒めものも、丁寧に作るとおいしさが違います。

- 材料(4人分)
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カキのむき身・・・300グラム(16個ぐらい)
片栗粉・・・適量 -
長ネギ・・・1本
油・・・大さじ1/2 -
ホウレンソウ・・・2束
油・・・大さじ1と1/2
塩・・・少々
水・・・大さじ2 -
油・・・大さじ1と1/2
ニンニク・・・1かけ
赤唐辛子・・・2本
酒大さじ・・・1
しょうゆ・・・大さじ2
砂糖・・・大さじ1/2
コショウ・・・少々

<1>カキを洗う
塩水にカキを入れ、下からすくうようにして優しく洗う。水を2~3回取り換えて、よく洗い、キッチンペーパーで水気をふく。
<2>野菜を切る
ニンニクは縦半分に切って、芯芽を取る。長ネギは1センチ長さの斜め輪切りにする。
ホウレンソウは根元に縦十文字に切り込みを入れ、水に10分ほどさらして泥を落とす。水気をきり、6~7センチ長さに切る。
<3>ネギを焼きつける
フライパンに油大さじ1/2を熱して、長ネギを入れ、強めの中火で両面を焼きつけて取り出す。
<4>ホウレンソウを蒸しゆでにする
フライパンに油大さじ1と1/2を足して、ホウレンソウをサッと炒める。塩、水を加えてフタをし、30秒~1分ほど蒸しゆでにして、しんなりしたらザルに上げる。
<5>炒め合わせる
(4)のフライパンを洗って水気を拭き、油大さじ1と1/2、ニンニク、赤唐辛子を入れて弱火にかける。
カキに片栗粉をまぶして余分な粉を落とし、ニンニクの香りが立ったフライパンに入れて、中火で両面を色よく焼きつける。フタをして30秒ほど蒸し焼きにし、ネギを加えてサッと炒める。
ホウレンソウをもどし入れて、酒をふり、しょうゆ、砂糖、コショウで調味して炒め合わせる。
わたしの台所

一年中ある野菜ですが、旬を迎えた今のホウレンソウは株が大きく、葉も茎も立派に育ち、甘みがあって本当においしいです。やはり旬で、値段もお手頃になったカキとの炒めもの、ぜひ作ってみてください。
ポイントは、炒めると水分が出やすいホウレンソウを、先に“蒸しゆで”にすること。
普通にゆでると、ホウレンソウのうまみや栄養価が湯に溶け出してしまい、野菜が水っぽくもなります。その点、フライパンで少量の水と油を加えて蒸しゆですれば、油のコーティングでホウレンソウのうまみを逃がさず、水っぽくならず、歯応えもよく、色も鮮やかになって、いいことづくし。2束がペロリと食べられます。