大庭英子のおいしい家ごはん

アジのみそたたき

 今が旬のアジのおすすめ料理です。生のアジを、まな板の上でたたくだけ。一緒にたたくことで香りの立つ薬味とみそがアジのくせをとってくれて、とても食べやすくなります。ご飯のおかずにも、酒の肴(さかな)にも◎。

アジのみそたたき

 ★1人分160キロカロリー、脂質4.8グラム、塩分1.4グラム

材料(4人分)

アジ(三枚おろし)・・・4尾(正味400グラム)
長ネギのみじん切り・・・6センチ分
おろしショウガ・・・大さじ1/2
信州みそ・・・大さじ2

添え物  
青ジソ・・・10枚
キュウリ・・・1本
ニンジン・・・1/2本
ミョウガ・・・3個
おろしショウガ・・・適量
スダチ・・・適宜

アジのみそたたき

<1>アジの皮を引く
 三枚におろしたアジは皮を下にして置き、骨抜きで小骨を抜く。
 続いて皮を上、頭を左にして置き、頭側の皮を手でつまんで、尾に向かって皮を引きはがす。

<2>包丁でたたく
 アジを8ミリ幅に切ってから、包丁でトントンとたたいて粗いみじん切りにする。
 アジの上に長ネギのみじん切り、おろしショウガ、みそをのせ、包丁で混ぜるようにして、さらにたたく。包丁でたたくことで、味をなじませる。

<3>添え物を用意する
 青ジソは軸を取り、洗って水気を拭く。キュウリ、ニンジンは野菜スライサーで細かいせん切りにして、それぞれ冷水にさらし、パリッとしたら水気をきる。
 ミョウガは縦に薄切りにして冷水にさらし、パリッとしたら水気をきる。あればスダチなどの柑橘類(かんきつるい)を輪切りにする。

<4>盛り付ける
 皿に(2)のアジ、キュウリ、ニンジン、ミョウガ、青ジソを盛り付ける。おろしショウガ、スダチを添える。
 好みで添え物の野菜と一緒にいただく。ショウガやスダチの搾り汁を加えると、さらに味の変化を楽しめる。

アジのみそたたき わたしの台所

 アジのみそたたきは、“なめろう”とも呼ばれます。漁師料理で、盛った皿をなめたいぐらいおいしいから、この名前がついたとか。

 アジは自分でおろしても、三枚おろしを買ってきてもよいですが、皮を取り除くのがなめらかな舌触りのポイント。頭側から尾へ向かって皮を引くようにすると、きれいにはがせます。

 薬味の野菜をたっぷり添えたいですね。4等分に切った海苔(のり)も用意して、海苔の上にご飯、なめろう、薬味をのせ、巻いて食べるととってもおいしい! なめろうが残ったら小さく形づくり、大葉ではさんで、油をひいたフライパンでカリッと焼いてみてください。これもビールのつまみに最高。

おおば・えいこ 料理研究家。約30年のキャリアを持ち、和洋中エスニックとあらゆる家庭料理を身近な材料で作りやすく紹介する。『帰ってから30分で作れる晩ごはん献立』(成美堂出版)など著書多数。

毎週日曜日 中日新聞サンデー版に掲載