大庭英子のおいしい家ごはん

親子丼

 自然界に新生命が誕生する春は、卵の旬でもあります。卵が主役の親子丼。上手に作れないとしたら、「卵の量が少ない」「つゆの量が多すぎる」のが原因。ぜひ一度、作ってみてくださいね。

親子丼

★1人分655キロカロリー、脂質21.8グラム、塩分3.3グラム

材料(4人分)

卵・・・8個
鶏もも肉・・・大1枚
シイタケ・・・4~6枚
玉ネギ・・・1個

つゆ  
だし汁または水・・・1と1/4カップ
酒・・・大さじ2
みりん・・・大さじ3
砂糖・・・大さじ3
しょうゆ・・・大さじ1
塩・・・小さじ1と1/3~1と1/2

温かいご飯・・・4杯分

親子丼

<1>材料を切る
 鶏もも肉は2センチ角に切る。シイタケは石づきを切り落とし、縦二つに切ってから1センチ幅に切る。玉ネギは縦二つに切り、芯を切り取って横半分に切り、縦に1.5センチ幅に切る。

<2>鶏肉を煮る
 大きめのフライパンに分量のだし汁(または水)を煮立て、鶏肉を入れる。再び煮立ってきたら火を弱めてアクを取り、酒をふり、ふたをして弱火で4~5分煮る。

<3>野菜を加え、味を調える
 (2)を中火にして、シイタケ、玉ネギを加える。煮立ってきたら、みりん、砂糖、しょうゆ、塩で味を調え、火を弱めてふたをする。野菜がしんなりするまでさらに3~4分煮る。

<4>1人分を卵でとじる
 直径16~18センチほどの小さなフライパンに、(3)の1/4量を入れて煮立てる。直前に卵2個を粗くほぐして、中心から外に向かって円を描くように1/2量流し入れる。すぐにふたをし、強めの弱火で30秒ほど煮る。

<5>さらに卵を加える
 残りの卵を流し入れ、ふたをして火を止め、20秒ほどおく。丼に盛った温かいご飯の上にのせる。残りも同様に作る。

親子丼 わたしの台所

 取っ手のあるL字形の丼鍋、私は持っていないんです。丼物も、フライパンや普通の鍋で作ってしまいます。特にふた付きのフッ素樹脂のフライパンは万能です。

 親子丼はまずは大きめのフライパンで、家族の分も具を一度に作ってしまいましょう。卵を入れるところだけ、小さなフライパンに移して1人分ずつ作ります。これなら、お父さんや子どもが遅く帰ってきても、具を温めて卵を流して、トロ~リあったかい親子丼を食べさせてあげられます。

おおば・えいこ 料理研究家。約30年のキャリアを持ち、和洋中エスニックとあらゆる家庭料理を身近な材料で作りやすく紹介する。『帰ってから30分で作れる晩ごはん献立』(成美堂出版)など著書多数。

毎週日曜日 中日新聞サンデー版に掲載