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英国の夢 ラファエル前派展
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英国の夢 ラファエル前派展

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 「ラファエル前派」とは、19世紀半ば、ビクトリア朝時代のイギリスで若手芸術家らによって結成されたグループです。ルネサンスの巨匠・ラファエロを理想とする当時のアカデミズムに反逆し、ラファエロ以前の時代の美術への復古を目指して活動しました。
 本展は、ラファエル前派のコレクションで世界的に知られるリバプール国立美術館の所蔵品から、ミレイ、ウォーターハウス、ロセッティ、バーン=ジョーンズら、ラファエル前派とその流れをくむ画家たちの代表作約70点が一挙来日し、国内で初めて大々的に紹介される貴重な機会となります。

◇みどころ1 「物語性あふれる、ロマンティックな絵画世界」
 ラファエル前派の一つの特徴は、中世の神話や聖書、シェイクスピアらの文学が主題となっている作品が多いことです。例えば、ウォーターハウスの「エコーとナルキッソス」という作品は、ナルシズムの語源となった、美男子ナルキッソスが、水面に映る自分の姿に恋をしてしまうというギリシャ神話の有名な一場面を描いています。
 このほか、ペルセウスとアンドロメダなどギリシャ神話がモチーフとなった作品や、アーサー王伝説、シェイクスピアの文学など、豊かな物語の世界を絵画で楽しむことができます。

◇みどころ2 「美男・美女のオンパレード!」
 神話や伝説がモチーフのためか、本展にはとにかく美男・美女を描いた作品が多数出品されています。
例えば、ブリックデールの「小さな召使い(乙女エレン)」という作品。描かれているのはまさに美少女です。この場面は、冷酷な恋人をもつ少女エレンが恋人の命令にしたがい、その美しい髪を切ろうとしているところです。美しい顔にも、どこか憂いがあるように見えてきます。
 このほかにも美しい男女が多数登場するラファエル前派の作品は、美少年マンガ・美少女マンガの源流とも言われます。自分の好みの異性を探しながら観るのも面白いですよ。

◇みどころ3 「超絶技巧!」
 ラファエル前派は徹底的に自然を観察することで、対象を精密に描写することも一つの特徴です。特に顕著なのがミレイの「ブラック・ブランズウィッカーズの兵士」という作品。この作品では、戦いの前の晩、まさにこれから戦地に赴こうとする兵士を恋人の女性が必死で止めようとしている場面が描かれています。女性が着るサテンのドレスと兵士の制服は、写真と見まがうほどの質感で、ミレイの圧倒的な技術が楽しめます。ぜひその目で直接ご覧ください。

公式WEBサイト  http://www.chunichi.co.jp/event/pre-raphaelites/  
ラファエル前派展 twitter公式アカウント  @PreRaphaelite00

データ英国の夢 ラファエル前派展

【会期】 2015年10月3日(土)~12月13日(日)
【開館時間】 午前9時30分~午後5時、金曜日は午後8時まで(入場は閉館30分前まで)
【休館日】 月曜日
【会場】 名古屋市美術館
〒460-0008 名古屋市中区栄2-17-25 [芸術と科学の杜 白川公園内]
Tel : 052-212-0001  Fax : 052-212-0005
【観覧料】 一般1,400円(1,200円)、高大生900円(700円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※「リバプール国立美術館蔵 英国の夢 ラファエル前派展」入場券で常設展もご覧いただけます。
【主催】 名古屋市美術館、中日新聞社
【後援】 ブリティッシュ・カウンシル、愛知県・岐阜県各教育委員会、名古屋市立小中学校PTA協議会
【協力】 KLMオランダ航空、日本航空、名古屋市交通局