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娚の一生

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娚の一生
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大人女子を夢中にさせた
歳の差カップルの行方は!?

 全国の独身女性を虜にし、映画化を熱望した西炯子(にしけいこ)の人気コミックが映画化。恋に仕事に頑張り過ぎて空っぽになってしまった元キャリアウーマンの心を、年上ならではの包容力と少年のような純粋さで埋めていく52才の大学教授。親子ほど歳の差がある男女が生活を共にすることで、かけがえのない存在になっていく課程をじっくりと描いていきます。

 監督はどの世代の愛も瑞々しく描く恋愛映画の名手「余命1ヶ月の花嫁」「ヴァイブレータ」の廣木隆一監督。現在「さよなら歌舞伎町」が公開中です。廣木監督と「やわらかい生活」以来のタッグとなった主人公の海江田教授を演じるのが豊川悦司。実年齢と同じ役ということもあり、髪をロマンスグレーに染めて、怪しげな関西弁を使い、まるでコミックから飛び出してきたかのようにどこからどうみても海江田教授。豊川さんは、監督や現場のスタッフに「教授」「海江田さん」と呼ぶよう指示されていたそうで、ロケ中は関西弁だけを使っていたそう。出番のない時間も舞台となる古民家の縁側に座り、土地に馴染み、まるでその場所にずっと住んでいるかのような佇まいだったそう。田舎に戻ってきたヒロインのつぐみには榮倉奈々。染色家の祖母が残した家で一人暮らしを始めるが、そこに祖母とワケありだったと噂の海江田が勝手に住む込み、厚かましくもオレと恋愛してみないか?結婚しーへんか?と、恋の痛手から立ち直っていないつぐみの心にズケズケと入ってくるのです。

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ストーリー

染色家の祖母が残した家で暮らすつぐみ(榮倉奈々)。東京では大企業に勤め、妻子持ちの男と付き合っていたが、田舎に戻りリセットするはずだった。祖母が亡くなった後、祖母から離れの鍵を渡されたという大学教授を名乗る海江田(豊川悦司)が勝手に住み始め、つぐみは食事の準備もさせられることに。近所に噂が広まり、海江田は飄々と「僕らは結婚します」と宣言。困惑するつぐみだが、次第に恋の痛手がから癒されていく・・・。

 冒頭から凸凹した二人の関係を見守りつつも、いつしかつぐみと同じように海江田に心を奪われてしまった私。豊川さんの色気にしてやられてしまいました!ポスタービジュアルにもなっている豊川さんが榮倉さんの足にキスをする官能的なシーンは、奇跡のプロポーションの持ち主である2人だからこそ成り立ちますね。全編ドキドキものなのですが、格別にドキドキしたのは食事のシーン。食事というのは人の距離感を縮める1番のコミュニケーション。特に朝ご飯!生活を共にする2人の距離が徐々に近づいていく描写がたまらなくセクシーなのです。9回ある食事シーンですが最初は端っこに座っていた2人の距離の変化など細かい演出が施されています。ちなみにタイトルの「娚」を「おとこ」と読ませたのは原作者の西さん。「男」にすると海江田の話になってしまう、社会で男勝りに頑張ってきた女=つぐみの話でもあるのでこの漢字を起用したとか。ぜひ、男と女、カップルで楽しんでみて下さいね!

データ 娚の一生

  • 監督廣木隆一
  • 出演榮倉奈々、豊川悦司、安藤サクラ、前野朋也、落合モトキ、根岸季衣、濱田マリ、徳井優
  • 公開2015年2月14日(土)~ ミッドランドスクエアシネマほかで公開
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。