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深夜食堂

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深夜食堂
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これぞ大人の癒し場所
見れば腹減る美味しい映画

 みなさんはホッとする行きつけのお店はありますか?私が長年通う珈琲店は15席のカウンターのみ。常連客ばかりなので、誰かが話をすると自然にみんなが入ってくる。マスターとママはその話には深く立ち入らず、絶妙な距離感を保っている。嫌なことも楽しい話も聞いてくれるし、お腹も満たしてくれる、この空間が夜中にもあったらな~といつも思っているのです。小林薫みたいな渋くて優しいマスターがいたら毎日通っちゃいそうですけどね。

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ストーリー

繁華街の路地裏にひっそりと佇む“めしや”。夜も更けた零時開店となり人は通称「深夜食堂」と呼ぶ。ある日、誰かが骨壺を置いていったため、マスター(小林薫)はその扱いに困っていたが、詮索好きの常連客たちは骨壺をネタに盛り上がる。そんな“めしや”に久しぶりに顔を出した川島たまこ(高岡早紀)。愛人を亡くし新しいパトロンを物色中だったが隣に座った年下の西田(柄本時生)と意気投合。またある夜は、漫画喫茶で寝泊まりしていた栗山みちる(多部未華子)が来店。“めしや”で無銭飲食をしてしまうが、後日マスターに謝罪し、“めしや”で働くことになり・・・。

 「深夜食堂」の原作漫画はなるべく夜中に読まないようにしていたのです。カリカリベーコンとか、ごはんにバターを混ぜただけのバターライスや、目玉焼きをご飯の上にのせただけの目玉焼き丼とか、夕食後の小腹が減った寝る前につい食べたくなっちゃうものばかりが登場するから。09年にドラマ化したけれど中部地方は放映がなく見られないため、東京の友人に頼んで録画して送ってもらい、これまた夜中に見ちゃうわけ。リアル深夜食堂みたいなお店を知らないので、自分で作るしかない(笑)。年末からは中部地方で放映が始まったので、「深夜」族が名古屋に続出じゃないかな。

 さて、「深夜食堂」の旨さにはまってしまった人、待望の映画化、ついにスクリーンで開店ですよ~。あの大きなスクリーンにカレーうどんやら、メンチカツがアップになるなんて!!映画版といってもドラマと同じように始まりお馴染みの“小林マスター”のナレーションでお店紹介から始まります。メニューにはもちろん豚汁しかないのですが、ワガママなお客さんに答えて何でも作ってくれるマスター。冒頭に登場する赤いウインナーはタコ足切り、鉄板に卵が敷かれているナポリタンはまさに名古屋のソウルフード!ささっと作るカレーライスに、七輪で炊くとろろご飯などなど・・・。映画を観ながらお腹がグーグー鳴ってしまいました。常連さんと新たなお客さんたちの味わいのある群像劇がスパイスとなり、まさにこれは「深夜食堂」ならぬ「シネマ食堂」です。映画では、四季を通じての物語になるので、季節感あふれる料理が出てきます。キャストはテレビからの常連客に豪華ゲストが登場し、悲喜こもごもな人生劇場が繰り広げられます。まるで自分も“めしや”の常連のような気分にさせてくれて、観た後は心がほっこり。帰るときはマスターが笑顔で送り出してくれますよ!

データ 深夜食堂

  • 監督松岡錠司
  • 出演小林薫、高岡早紀、柄本時生、多部未華子、余貴美子、筒井道隆、オダギリジョー、田中裕子
  • 公開2015年1月31日(土)~ 名古屋・ピカデリーほかで公開
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。