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真夜中の五分前

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真夜中の五分前
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三浦春馬が挑むアジア映画
ロマンチックミステリー

 「世界の中心で、愛をさけぶ」「今度は愛妻家」の行定勲監督が、人気作家・本多孝好のベストセラー小説を日中合作で映画化。オール上海で撮影に挑み、美しい双子の姉に恋をした日本人青年が迷い込んだ不思議な愛の世界を描くロマンチックなミステリー。上海のエキゾチックな街並み、ドラマを邪魔しない心地よい音楽、日常の忙しさを忘れてしまいそうなゆっくりとした穏やかな時間が流れ、徐々に緊張感が増していく。90年代によく見た香港ノワール、台湾ニューウエーブ映画のようなオシャレ度も高い、とても映画らしい映画です。テレビドラマの映画化が氾濫する中、今の映画はわかりやすい物語と演出が主流。しかし、本作は観る人に答えを委ねていくのです。これは小説を読むのと同じで、想像力を高めつつ自分で物語の世界観を作り上げていく。実は、本作は原作とまったくストーリーが違うのですが、原作者の本多さんは見終わった後、小説を書き終わった後の気持ちととてもよく似ていたと大満足だったそう。

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ストーリー

上海の時計屋で修理工として働く日本人青年のリョウ(三浦春馬)。スポーツセンターで美しい女性ルオラン(リウ・シーシー)に声をかけられ、彼女の妹ルーメイ(リウ・シーシー)への婚約祝のプレゼント選びを手伝って欲しいと言われる。ルオランは陽気で明るい妹に少し嫉妬心があるようだが、彼女を優しく受け止めることでリョウはルオランとの距離を縮めていく。ところが思いも寄らない出来事によって2人は離れてしまい・・・。

 時計修理工のリョウと美しきライターのルオラン、ルオランの妹で女優のルーメイと婚約者の映画プロデューサー・ティエルン。この4人がそれぞれの“愛”を巡って迷路に陥っていくという物語。エンディングは映画の見方によって解釈が違うので数回観て欲しい、いや見たくなると思います。“時計”がキーワードになっていて明日が見え隠れする“真夜中の五分前”という時間の使い方も面白かった。とはいえ、ミステリーといえども犯人捜しをする映画ではないので、一回目は身を委ねて見てほしいかな。

 日本人でありながら上海で働く青年を演じるため、リョウ役の三浦春馬くんは3ヶ月以上もレッスンをして流暢な中国語をマスター。最初は吹き替えを覚悟していたという監督ですが、あまりにも上手くてそのまま採用に。中国語が下手な日本人設定を変えたそうです。双子の姉妹、一人二役を演じたのは中国の若手トップスターのリウ・シーシー、婚約者ティエルン役は、台湾はもちろん日本でも人気が高まるチャン・シャオチュアン。アジアで高い人気を誇る監督のもとに日本、中国、台湾の注目スターが集結しました。なんと!中国では日本人が監督した映画としては最大規模の約4000スクリーンで公開するんです!日本のスクリーン数を足しても4000にはならない(笑)。春馬くん、今後アジア圏からのオファーが殺到するかもね!

データ 真夜中の五分前

  • 監督行定勲
  • 出演三浦春馬、リウ・シーシー、チャン・シャオチュアン
  • 公開2014年12月27日(土)~ ピカデリーほかにて公開
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。