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バツイチは恋のはじまり

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バツイチは恋のはじまり
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女性の本音が詰まった
共感度100%のラブコメ

 またしてもフランスから素敵な映画が届きました。日本で空前の大ヒットを飛ばした「最強のふたり」の製作チームが手掛けたちょっぴり風変わりなラブストーリー「バツイチは恋のはじまり」。今年の6月に日本で開催された「フランス映画祭」で見事!観客賞を受賞しました。この映画祭で同賞を受賞した「最強のふたり」と「タイピスト!」は公開後大ヒットを飛ばしているんですよ。

 歯科医師のイザベルはパリでイケメンの彼氏ピエールと理想的な暮らしを送っていたのですが、単調な生活から脱出するため同棲10年目にして結婚を決意。しかし、困ったことにイザベル家には代々に渡り「最初の夫とは必ず離婚する」というジンクスがあったため、バツイチになるための離婚相手を探すというとんでもない作戦に出るのです。結婚して10分後に離婚できるデンマークに旅立ちますが、手配した“離婚相手”の男は現れず、その場しのぎで、飛行機で隣の席になった、見るからに非モテ男のジャン=イヴにモーションをかけます。結婚するための色仕掛け作戦で、いらなくなったら嫌われ作戦。ちょっとやり過ぎじゃないの?とつっこみたくなるけどその様子はブラックだけど可笑しくて笑わずにはいられません。イケメンとはほど遠い田中邦衛の若い頃のような風貌のジャン=イヴを振り回すイザベル。通常のラブストーリーじゃなく自分勝手な女子のお話なのですが、100%素の自分にさせてくれる人こそが結婚相手だ!と気づいていく中盤からのイザベルには共感しっぱなしでした。

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ストーリー

完璧な彼氏のピエールと10年間同棲中のイザベルは、そろそろ結婚を考え始めていたが、彼女の家には代々「一度目の結婚は必ず失敗する」というジンクスがあった。ピエールとの結婚の前に、一度結婚して離婚してしまおうと考えたイザベルは、お調子者で女気のない旅行雑誌編集者ジャン=イヴを落として結婚し、即離婚するという計画を立てる。そのため、ジャン=イヴの世界半周旅行に付き添うことにしたイザベルだったが、どんなトラブルがあっても、いつも笑って全てを受け入れるジャン=イヴに思いがけず惹かれていき・・・。

 魅力的なのはジャン=イヴ。好きになったら相手の全てを受け入れ全身全霊で愛してくれる。植毛した髪の毛を脱毛されたり、彼のクライアントに失礼なことを言われたり、どんなにイザベルに意地悪されてもいつも笑っている彼の優しさが切ないのデス。本作はおもしろい構成になっていて、イザベル家の家族が集まったクリスマスの日、失恋したばかりの客人を慰めるためにイザベルの妹がイザベルの結婚までの話を聞かせる回想劇なのです。個性豊かなイザベル家の人々の発言や表情もこの映画の大事なエッセンス。ジャン=イヴが旅行雑誌の編集者で、2人で世界半周旅行にイザベルを同行させるので、パリはもとより、ケニアやロシアといろんな国の日常生活が見られるのも楽しい。真の相手の“見分け方”を教えてくれる新しい恋愛バイブル映画の誕生です!

データ バツイチは恋のはじまり

  • 監督パスカル・ショメイユ
  • 脚本ローラン・ゼトゥンヌ
  • 出演ダイアン・クルーガー、ダニー・ブーン、アリス・ポル、ロベール・プラニョル
  • 公開2014年9月27日(土)~ 伏見ミリオン座にて公開
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。