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バルフィ!人生に唄えば

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バルフィ!人生に唄えば
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名作へのオマージュたっぷり
切なくも温かな涙を誘う恋物語

 オピ・リーナで紹介した「マダム・イン・ニューヨーク」の大ヒットが記憶に新しいインド映画の話題作がこの夏、続々と上陸!“アナ雪”よりずっと前から踊って唄っていたインド映画ですが、最近は物語がすっきり洗練され、CGの技術も進化したおかげで2時間くらいにまとまっていますよね(笑)。現在絶賛公開中の、まるでヨーロッパ映画のようなテイストの大人の恋の物語「めぐり逢わせのお弁当」もすごく良かった。インド映画は美しい女優さんに釘付けになっちゃう。ハッキリクッキリ、彫りが深く、大きな目の美人揃い。モデル体型ではなくグラマラスなので、踊るとお肉がプルプル揺れてセクシーなの。自分のお腹の肉に自信がつきますよ(笑)。

 今回紹介する映画には2000年の元ミスワールドグランプリの女優と、“トリウッド”出身でインドの中でも絶世の美女が出演しています。ちなみに公用語であるヒンディー語の映画の事は“ボリウッド”、テルグ語映画は通称“トリウッド”と呼ばれています。「バルフィ!人生に唄えば」は、この女優たちが演じる2人の女性と、耳が聞こえず話も出来ないバルフィという心優しい陽気な青年との恋の物語。タイトルに「唄えば!」とありますが、主人公は口がきけません。ですから彼に合わせたかのようにチャップリンや最近なら「Mr.ビーン」のようなサイレント技法を盛り込みながら身振り手振りと眼差しで相手に感情をストレートに伝えていくのです。

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ストーリー

1978年インドのコルカタ。富も地位もある男性と結婚し、不自由のない生活を送っていたシュルティ(イリヤーナー・デクルーズ)が突然トラブルに巻き込まれる。6年前に出会い、結婚を機に別れ、再会した“忘れられない人”が目の前で逮捕されてしまう。彼の名はバルフィ(ランビール・カブール)。2人が出会ったのはシュルティが結婚する3ヶ月前。生まれつき、耳が聞こえず話せないバルフィは、豊かな感情を、眼差しと身ぶり・手ぶりだけで完璧に伝える街中の人気者。そんなバルフィと恋に落ちるが、安定した未来も捨てきれず、気持ちは揺れ動いていた・・・・・・。

 バルフィが恋に落ちるのは、富裕層の令嬢シュルティ。そして自閉症の美しい少女ジルミル。言葉の壁、身分の差が彼らの恋を邪魔しますがそんな障害を吹き飛ばすかのように彼は全身全霊で愛を伝え、ふわっと包み込み「相手を想う心さえあれば互いの瞳を通して愛を語ることが出来る」と教えてくれる。ファンタジックな雰囲気は「アメリ」、ちょっとしたアクションシーンは「プロジェクトA」、2人が自転車に乗って走るシーンは「明日に向かって撃て!」。「Mr.ビーン」的なコミカルな顔芸ありと名作映画へのオマージュがたっぷりで映画好きにはたまらない1本だと思います。さらに冒頭は「映画がはじまるよ」「迷惑行為は禁止だよ」とバルフィがスクリーンから観客へ歌いかけるという映画ならではの“遊び”もニクイ。愛と思いやり溢れるバルフィとお友達になりたいな♪心と心で通じ合う愛をスクリーンで確かめてね。

データ バルフィ!人生に唄えば

  • 監督アヌラーグ・バス
  • 出演ランビール・カプール、プリヤンカー・チョープラー、イリヤーナー・デクルーズ
  • 公開2014年8月30日(土)~ センチュリーシネマほかで公開
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。