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クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落

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クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落
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ウソのようなホントの話
大富豪の驚きの転落物語

 映画「クィーン・オブ・ベルサイユ」は、2012年のサンダンス映画祭ドキュメンタリー部門で見事監督賞を受賞し、話題騒然となり全米で大ヒットを記録。監督はローレン・グリーンフィールドという、冨と物質主義をテーマにした作品を撮っている著名なカメラマン。彼女が2007年に富豪の家を訪ねた際、アメリカ最大の豪邸を建設中という彼らの壮大なアメリカンドリームを記録するドキュメンタリー映画の撮影がスタートしたのですが、2008年に金融危機が起こりセレブ生活は崩壊、まさかの大転落。アメリカのわずか1%といわれる富裕層に選ばれた大富豪シーゲル家が転落する様をしっかりとカメラはとらえていきます。

 主人公は、アメリカ有数の億万長者、デヴィッド・シーゲルとその妻で元ミセス・フロリダのジャッキー。妻はデヴィットより31歳年下。互いに離婚歴があり、2人は2000年に結婚。9年で双子を含む7人の子どもを授かり、ジャッキーの姪を養子に迎えて8人の子供がいる。使用人は19人、2500平方メートルの豪邸で贅沢三昧。ジャッキーはロールス・ロイスや自家用ジェットでお買い物三昧。子どもの誕生日に本物の虎をプレゼントするなど、そんじょそこらのお金持ちとは比べものになりません。

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ストーリー

1980年代、タイムシェア(共同所有)リゾート物件を提供する世界最大のバケーションカンパニーを設立したデヴィッド・シーゲルはアメリカの富豪の1人となった。前妻と離婚したばかりの彼は、1996年に元ミセス・フロリダで前夫と離婚したばかりのジャッキーと出会い、30歳以上の歳の差を超えてゴールイン。7人の子どもに恵まれ一家の生活は贅沢三昧。夫はラスベガスに100%自己資産の巨大なビルをオープンし、さらにアメリカ最大の大邸宅を建設するなど絶頂期を迎えていたのだが・・・・・・

 夫婦の野望はアメリカ最大の自宅を作ることで、ベルサイユと名付けられた宮殿の建設を開始。もう、凄すぎて取材するスタッフも絶句状態なのが笑えた。8400平方メートルの大邸宅はホワイトハウスの2倍。15のベットルーム、6つのプール、岩の洞窟、25メートルの滝、巨大水族館に映画館もある。その大邸宅が6割出来た頃に、リーマンショックの世界的な金融危機の煽りを受けて、1800億円の純資金を持つ身から数週間で1200億円の借金を抱える身に成り下がったのです。後半は彼らの葛藤を描いていて、デヴィッド・シーゲルの表情から笑顔が消えています。使用人は3人になり、豪邸は荒れ放題。愛犬が3匹いるがしつけをしていないのであちこちにウン○が!それでもジャッキーはボトックス注射にレーザー治療が止められない。夫は倒産を食い止めようとお金の工面する毎日。家庭内環境も悪くなるが、ジャッキーは明るく振る舞い家族と寄り添おうと努力する。映画完成から3年経ったがその後のシーゲル一家はどうなったのかも気になるところ。本作は、規模はまったく違うけど、主婦の目線から申し上げますと、「我が身を振り返る教訓物語」として観てください。お買い物は計画的に、ね(笑)。

データ クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落

  • 監督ローレン・グリーンフィールド
  • 出演シーゲル家の人々
  • 公開2014年8月16日(土)~ 伏見ミリオン座にて公開
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。