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ジゴロ・イン・ニューヨーク

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ジゴロ・イン・ニューヨーク
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小粋でおかしくてちょっぴり
切ない大人のラブストーリー

 「バートン・フィンク」でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞し、スパイク・リーやコーエン兄弟などの奇才監督の元で個性を発揮する傍ら「トランスフォーマー」シリーズなどメジャー作品にも数多く出演しているジョン・タトゥーロ。監督としても評価が高い彼の最新作が「ジゴロ・イン・ニューヨーク」なのです。ジゴロ=色男というセオリーを完全に無視したコミカルな物語に自ら参加を切望したのは名監督にして名俳優のウディ・アレン。脚本段階でお気に入りになってしまったアレンは、あれこれ口を出したため、タトゥーロとダブル主演になったのです。アレンが他の監督の下で演技をするのは稀なことで、自作監督以外での俳優のみの出演は14年ぶりだそう!

 さて、誰がジゴロになるのか。というところが気になるのですが、もちろんアレンはジゴロじゃなく“ポン引き役”(笑)。タトゥーロがジゴロなのですが、ジゴロにしては非・美男子でしょ?このコンビ、どうなることやらと見守っていたら、やる気があるのかないのかどっちつかずの脱力感溢れるジゴロ業コンビが、意外にも繁盛していく様がおかしくて物語に引き込まれてしまいました。後半ではこの世界では御法度の、客に恋をしてしまうジゴロの恋の行方を描いていきます。

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ストーリー

代代続く古書店を潰してしまったマレー(ウディ・アレン)は、花屋でいい歳してアルバイトをしている親友フィオラヴァンテ(ジョン・タトゥーロ)と男娼ビジネスを始めることを思いつく。最初は嫌がっていたフィオラヴァンテだが、ダンディで素朴な魅力がお客にウケて、たちまちセレブ女性客を虜にし、商売繁盛。そんな中、フィオラヴァンテが客である未亡人アヴィガル(ヴァネッサ・パラディ)に恋心を抱いてしまい・・・・・・

 親友を巧みな話術で男娼ビジネスに誘うアレンに笑った笑った!おとぼけぶりも健在です。家では黒人の妻と息子がいて、子煩悩なお父さんぶりもチラリとみせるのですが、こんなアレンは今まで見たことがないかも。それだけでも貴重な作品ですよね。そしてイケメンじゃなく、セックスも話術も上手くないタトゥーロジゴロがどうして女性の心を掴んでいくかというと、彼は女性を理解する人並み外れた“聞き役能力”があるのです。アレンが言うがままに、お客の元に出かけていき、女性達は寄り添うようにして話を聞いてくれて、豊かな時間を与えてくれる彼にゾッコンになっていく。こんな人が恋人だったらいいなぁと思わせるそんなジゴロなのです。彼は花屋さんという設定なので随所に登場するフラワーアレンジメントは、女ゴコロを表すようで物語の良きスパイスとなっています。

 また、女性陣も豪華!最初の客となる裕福な女医で3Pをアレンに頼む肉食熟女がシャロン・ストーン。50代とは思えないダイナマイトセクシーボディを惜しみなく披露。自身の大ヒット作「氷の微笑」のお馴染みポーズ、長い脚を組んだ座り姿のセクシーさは20年経っても変わりません!ニューヨークセレブのハイブランド衣装も見どころのひとつです。そしてタトゥーロが恋する未亡人にジョニデの元内縁の妻のヴァネッサ・パラディ。こちらも変わらず笑顔がキュート!ニューヨーク生まれの2人が、洗練されたニューヨークの街並みと様々な人種が入り交じった人間味溢れる暮らしまで案内してくれるスペシャルな大人のラブストーリー。ぜひカップルでお出かけください。

データ ジゴロ・イン・ニューヨーク

  • 監督ジョン・タトゥーロ
  • 脚本ジョン・タトゥーロ
  • 出演ジョン・タトゥーロ、ウディ・アレン、シャロン・ストーン、ヴァネッサ・パラディ、ソフィア・ベンガラ
  • 公開2014年7月11日(金)~ 伏見ミリオン座ほかで公開
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。