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単調な毎日から飛びだそう!
大人の青春映画

 「ナイトミュージアム」シリーズの人気スター、ベン・スティラーが監督・主演を務めたヒューマンドラマ「LIFE!」。日々の仕事に忙殺され、夢を追いかけることを忘れてしまった、ごく平凡で地味な男が、ふとしたきっかけで変わっていく姿を描いていきます。ベースとなったのはジェームズ・サーバーの短編小説「虹を掴む男」。40年代に執筆された小説を、時代設定、世代を変えて現代のあらゆる世相に反映させました。かつてはスティーヴン・スピルバーグが手掛ける予定でしたが、このプロジェクトに惚れ込んだベンは熱烈に志願。そしてベン・スティラーお得意の空想と現実を交錯させた大人の青春ドラマを作り上げたのです。主人公の描く空想の世界に観客を誘い込み、物語を映像的に広げていく。例えば誰かと話をしている最中に、ふと頭の中では違うことを考えていることってありませんか?その想像していることが映像となってスクリーンに映し出されていくというのが本作の面白いところなのです。

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ストーリー

雑誌「LIFE」のネガ管理をするウォルター(ベン・スティラー)は、地味で不器用な中年男で、意中の女性へのアプローチもできない内気な性格。ある日デジタル化に伴って「LIFE」が休刊になり、彼はリストラ対象にされてしまう。そんな中、最終号の表紙用のネガを消失してしまい焦ったウォルターは、ネガの在り処をカメラマン(ショーン・ペン)に聞こうと決意し、海外に旅立つが・・・。

 この映画のキャッチコピーは「この物語はあなた自身の物語」なのですが、まさにその通り!やって当たり前、誰も褒めてくれない。毎日同じことの繰り返しで刺激もない。何かしたいけど勇気もない。この映画は、現実を受け止め、毎日の生活を大事にすれば、本や夢で見るよりも充実した人生を手にできるというメッセージが込められていて、観る人の感情に訴え掛けてきます。主人公のウォルターは毎日地下鉄に乗って出勤し、雑誌「LIFE」の写真管理をする単調な日々の繰り返し。唯一の特技は“空想の中に逃げ込むこと”なんです。そんなある日、「LIFE」の休刊が決定。最終号の表紙を飾る大切な写真のネガがないことに気がついたウォルターは、意を決してカメラマンを探す旅に出ます。空想の世界をはるかに超えた波乱万丈の旅は、少しずつ彼の人生を動かし始めます。例えば片思いの同僚シェリルが登録しているコミュニケーションサイトに自分も登録したウォルターですが、これといったエピソードもなくプロフィールが書けなかった。しかし旅の経験の中で、プロフィールがどんどん面白くなっていくのです。サイトの管理者は彼をリアルに知らないので興味津々になり、いつしか友人のようになります。アクシデント中にノーテンキに電話してくる管理者。それに真面目に答えるウォルター。そのやりとりがとても愛おしくなってしまいます。

 空想シーンではウォルターの恋するシェリルがデヴィット・ボウイの名曲「スペイス・オディティ」を弾き語りで披露し、ザ・ナックの「マイ・シャローナ」やワム!の「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」など、主人公の心情を歌詞でも表現。ベン・スティラー監督映画はいつもヒットナンバーのオンパレードで年代的にツボ(笑)。大人の極上青春映画にすっかりハマってしまいましたよ。

データ LIFE!

  • 監督ベン・スティラー
  • 出演ベン・スティラー、クリステン・ウィグ、シャーリー・マクレーン、アダム・スコット、ショーン・ペン
  • 公開2014年3月19日(水)~ ミッドランドスクエアシネマほかにて公開
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。