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魔女の宅急便

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魔女の宅急便
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誰もが知っている国民的
アニメがついに実写化!

 「魔女の宅急便」が実写になると発表されたとき、正直言って「大丈夫なのか?」と日本中の誰もが思ったのではないでしょうか。魔女のキキと黒猫のジジのアドベンチャーストーリーはあまりにも有名なジブリ作品で、原作も世界的ロングセラーですもの。実写化により監督に抜擢されたのは、ホラー映画「呪怨」の清水崇監督。「呪怨」は「リング」と並ぶジャパニーズホラーの金字塔。海を越えてハリウッドで本人の手によってリメイクされ、日本人初の全米興行収入一位に輝いた、世界中にコアなファンを持つ若き巨匠なのです。ちなみにわたくしもファンです(笑)。

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ストーリー

キキ(小芝風花)は魔女の母・コキリ(宮沢りえ)と普通の人間の父(筒井道隆)の間に生まれた女の子。13歳の満月の夜に旅発ち、魔女のいない町で1年修行をするという古くからの決まりに従い旅に出る。相棒の黒猫ジジとほうきに乗って着いた港町・コリコを気に入り、この地で修行することに決めるが・・・。

 実写化の話を聞いて「僕が一番驚きました」と当時を振り返る監督でしたが、その笑顔は自信に満ち溢れていました。それは実写版「魔女の宅急便」の仕上がりがとても素晴らしいからでしょう。ホラーでダークファンタジーを描いてきた監督が今度は真逆とも言える世界観に挑戦したのですが、空想の世界というベースは同じだからすぐに構築できたとか。清水監督の親友でもあるホラー出身の巨匠「オズ はじまりの戦い」で魔女を描いたサム・ライミ監督に「魔女」の浮遊感について相談したそうですよ。そのアドバイスが効いたのかはわかりませんが、キキがほうきにまたがって空を駆け回る姿は躍動感に満ちていて、ワクワクしながら一緒に冒険をしている気分になれます。何よりもキキが修行するコリコの町がドールハウスのようにカラフル!街並みはもちろんのこと、隅から隅まで可愛らしくこだわっていて乙女心を擽ります。

 また、キャスト達の衣装もメルヘンチックで視覚を楽しませてくれます。何といっても、この映画を成功させた一番の功労者はキキ役の小芝風花ちゃん。アマチュアフィギュアースケーターでもある彼女は、その身体能力と体の柔らかさで過酷なワイヤー撮影も乗り切り、生き生きとヒロインを演じています。多くの候補者の中から監督自らが選んだ風花ちゃん。撮影中は監督にイタズラばかりしていたそうですが、自らを“オヤジ少年”と呼ぶ監督はまんざらでもなく、いい雰囲気の撮影現場だったことが伺えます。新しい世界に飛び込むキキと初主演という境遇がシンクロし、役と共に成長した風花ちゃんの今後に期待大!キキの母には宮沢りえ、キキが居候するパン屋のおかみさんには尾野真千子と味わい深い女性陣の演技もこの映画の見どころのひとつです。

データ 魔女の宅急便

  • 監督清水崇
  • 脚本清水崇
  • 原作「魔女の宅急便」(角川文庫刊・福音館書店刊)
  • 出演小芝風花、広田亮平、尾野真千子、山本浩司、新井浩文、浅野忠信、宮沢りえ、筒井道隆
  • 公開2014年3月1日(土)~ 109シネマズ名古屋ほかにて公開
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。