お友達映画一覧
お友達映画

キャリー

映画館
キャリー
おすすめお友達映画
写真

スティーブン・キング傑作小説
伝説のあの映画が再映画化

 1976年公開、スティーブン・キングのデビュー作にして、ブライアン・デ・パルマ監督の大ヒット作「キャリー」が再びスクリーンに戻ってきました。主人公のキャリーには16歳にしてスターの貫禄ばっちりのクロエ・グレース・モレッツ。あの「キック・アス」のヒットガール役から3年で、いまや有名監督からのオファーが絶えないスターとなりました。先日2回目の来日を果たした時にお会いしましたが、すっかりセクシーな女性に成長。首を少しかしげながら、キュッと口角をあげて、早口で喋るクロエ。原宿でのお買い物を堪能してご満悦な様子でしたよ。

写真
ストーリー

地味で内気、冴えない高校生のキャリー(クロエ・グレース・モレッツ)。家庭では狂信的な母(ジュリアン・ムーア)に厳しく監視され、学校でもいじめの標的になり、孤独で鬱屈とした日々を送っていた。そんなある日、人気者のトミーにプロムパーティーに誘われる。手作りのドレスを身に纏いパーティーに出かけるキャリー。彼女にとってはまさに幸せの絶頂の日だったが・・・。

 今回のキャリーは原作に忠実で、母親やクラスメイトのキャラクターも掘り下げ、インターネットや携帯などイマドキな高校生の生活もプラスし、登場人物により感情移入できるようになっています。本作の女流監督キンバリー・ピアースは「ボーイズ・ドント・クライ」でも孤立した者の悲しみを丹念に綴りましたが、今回もその手腕を発揮。デ・パルマ版は低予算のため、原作にあるキャリーが町を崩壊させるシーンを断念していますが、本作では大迫力で街を崩壊させていきます。孤独な少女キャリーの内面の奥深い怒りが見事に描かれ、いじめっ子達への倍返し!シーンは壮絶で、何も悪くない可哀想なキャリーをギュッと抱きしめたくなっちゃいました。超能力シーンは物や人間が空中に飛んでめちゃくちゃになるなど最新技術を駆使。キャリーが自分の能力を磨くために練習するシーンもあるので、クライマックスのシーンにそれが大いに役立っています。

 さらに新要素としては、冒頭で狂信的なキリスト教であるキャリーの母マーガレットが自宅で1人苦しみながら出産する苦しみのシーン。これにより、後に彼女が見せる母親としてのキャリーへの激しい愛情表現が強く伝わってきます。演じるジュリアン・ムーアの怪演は迫力満点。夢に出てきそう!自分の母がフツーのお母さんで良かったと思うはず(笑)。ちなみに、デ・パルマ版でキャリーをいじめる張本人クリス役のナンシー・アレンはデ・パルマの奥さん、キャリーに手を差し伸べるスー役のエイミー・アーヴィングはスピルバーグの元奥さん、不良少年ビリーはジョン・トラボルタと、後の大スター達を生み出した作品でもあるの。クロエはすでにスターですが、キャリーを取り巻く若き俳優たちにも注目です。

データ キャリー

  • 監督キンバリー・ピアース
  • 原作スティーブン・キング
  • 出演クロエ・グレース・モレッツ/ジュリアン・ムーア/ジュディ・グリア/ポーシャ・ダブルデイ/ガブリエラ・ワイルド
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。