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危険なプロット R15+

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危険なプロット R15+
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高校教師と教え子が織りなす
知的サスペンスに世界が称賛

 「8人の女たち」「スイミング・プール」など日本でもファンが多いフランソワ・オゾン監督の最新作「危険なプロット」は、人間の好奇心をくすぐるミステリアスな心理劇。現実とフィクションが行き交い、妄想や野心が絡み合う危険な香りが漂う中で、観る者はあっという間に映画にのめり込んでいきます。

 元小説家志望の高校の国語教師ジェルマンが、生徒であるクロードの文才に惚れ込み、開花させようと彼への個別指導を行うところから物語が始まります。彼の作文は、数学が不得意なクラスメイトのラファの家に訪れた時の様子を書き記したもの。その文章は皮肉に溢れたトーンや倫理を無視した内容でとても高校生とは思えない。他の生徒と比べて例えが上手く、スペルミスもないので、ジェルマンは高得点を付けます。しかし、実はクロードは数学が得意で文章にはそれほど興味がないのですが、ジェルマンは才能ある若者に文学を教えたいという情熱が芽生え、彼に個人指導を申し出ます。まるで自分の果たせなかった夢を彼に託すかのように指導に没頭していくのですが、やがてどちらが操られているのかわからなくなり、師弟関係が劇的に変化していくというのが本作の見どころなのです!

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ストーリー

作家になるのを諦めた高校の国語教師のジェルマン(ファブリス・ルキーニ)は、凡庸な作文添削にうんざりしながら毎日を送っていた。新学期を迎えたばかりのある日、宿題として提出された生徒の1人、クロード(エルンスト・ウンハウワー)の作文に強い興味を抱く。クラスメイトとその家族を皮肉たっぷりのトーンで描写したものだったが、ジェルマンは人間観察の才能を感じ取り、自ら個人指導を申し出るが・・・・・・。

 「先入観なく対象者を見つめ、もっと葛藤を描くこと」。この教えの通り、クロードの創作する作文はどんどん過激化していき、ジェルマンは困惑しながらも彼の物語の虜になっていきます。時にはブラックコメディ、あるときは官能的なメロドラマのようにトーンを変え、意外な結末へと突入していく。このクロードの物語は映像として見せられるのですが、それは本当にあった出来事なのか虚構なのか、見る側もわからなくなり、ジェルマンと同じように連続ドラマや連続小説の続きを待つかのように「知りたい」という欲求が湧いてくるのです。焦らされれば焦らすほど、余計に追いたくなるのが人間の心理ですよね。また、ラファの母親に惹かれていく書き手のクロードも客観性を失っていくなど、監督はそんな人間の心理を巧みに用い、2人の関係性を描いていきます。

 そして本作は、出演者にも注目!ジェルマン役のフランスを代表する実力派俳優ファブリス・ルキーニを相手に堂々と演技バトルをするクロード役のエルンスト・ウンハウワーは彗星の如く現れた24歳の若手俳優。本国ではこの神秘的なオーラを纏った美少年に虜になった女性が続出だとか。謎めいた存在感が女ゴコロをくすぐりまくり。日本でも多くのファンをゲットするに違いありません!

データ 危険なプロット R15+

  • 監督フランソワ・オゾン
  • 脚本フランソワ・オゾン
  • 出演ファブリス・ルキーニ/クリスティン・スコット・トーマス/エマニュエル・セニエ/エルンスト・ウンハウワー
  • 公開2013年10月26日(土)~ 名演小劇場にて公開
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。