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謝罪の王様

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笑わせ過ぎたら謝ります!
面白すぎてゴメンナサイ。

 最初から最後まで笑った、笑った!映画でこんなに笑ったのは久しぶり。笑いに飢えている方は必見ですよ~。『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』で、笑いと感動を与えてきた脚本家の宮藤官九郎、主演の阿部サダヲ、そして水田伸生監督のゴールデントリオ。その後も、テレビドラマ『あまちゃん』や、感動作『奇跡のリンゴ』といったそれぞれのフィールドで良質なエンターテインメントを届けてきた3人が再び結集となれば面白くないわけがないですよね。今まで以上にサダヲさんがぶっ飛んでます!

 物語は架空の職業である「謝罪師」を生業とする黒島譲がケンカの仲裁のようなトラブルから、交通事故、政府を巻き込んだ国家存亡の危機まで、ひと癖もふた癖もある依頼人から舞い込む大小様々な事件を解決していき、謝る方法を伝授するというお話。みなさんは、平均して一日に何回謝ります?私は、なぜか口癖が「ごめんね~」なので数回は言っています。いつも人に迷惑かけちゃうって思っているので、とりあえず謝っとけ!というのが身についてしまったようです。ダメですよね…。黒島曰く、「謝る時は心を込めて」そして「謝るときは、人は誰でも主人公」。な~るほど納得!本作はいわば、謝罪のHow to映画とでも言いましょうか、謝るコツやタイミングの勉強にもなるので、日常にぜひ取り入れてみてください(笑)。

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ストーリー

謝罪師を生業とする黒島譲(阿部サダヲ)は、ヤクザがらみの車に追突してしまった典子(井上真央)、取引先の女性にセクハラで訴えられた会社員沼田(岡田将生)、息子が傷害事件を起こした大物俳優(高橋克実)などから次々舞い込む依頼を奇想天外なテクニックを駆使して、問題を解決していく。しかし、その依頼はついに国家存続に関わる問題にまで発展して・・・。

 一見オムニバスのように見える大小様々な6つの出来事が、人間関係、時系列、そして場面ごとに連結し合い、ひとつの物語として見事な解決へと繋がっていきます。視点が多角的でその緻密に練られた構成と驚きの展開、風刺の効いたユーモアはクドカンワールド全開です!そして、最後は謝って謝って謝り倒したその先にある“究極の謝罪”が披露されますのでお楽しみに~。

 見どころだらけの本作ですが、背景や小物が70年代のイギリス映画風になっていて、物語が懐かしく思えるのもポイント。事務所を持たない黒島は、クラシックが流れるレトロな喫茶店で商談をしたり、謝罪の仕方を解説する時にはレトロポップで抽象的なイラストになっているDVD映像を使ったり・・・。とにかく、こだわり方がハンパない!さらにエンディングシーンはミュージカル風になっていて、これまたすごいインパクト。物語自体が面白いのに、このラストの衝撃で一瞬物語が吹っ飛びました(笑)。クセになる面白さというのはこういうこと。何度でも見たい作品です。

データ 謝罪の王様

  • 監督水田伸生
  • 脚本宮藤官九郎
  • 出演阿部サダヲ/井上真央/岡田将生/高橋克実/松雪泰子/尾野真千子/竹野内豊/濱田岳
  • 公開2013年9月28日(土)~ ピカデリーほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。